ALBA Net  ゴルフ
ALBA Net  ゴルフ
注目!
ツアー情報

歴史的快挙で「日本人が変わっていく」 松山英樹のマスターズ戦歴【後編】

海外メジャーの「マスターズ」が現地時間10日にいよいよ開幕する。今年で14回目の出場となる松山英樹。その戦歴を振り返る。

所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net

配信日時:2025年4月10日 19時00分

海外メジャーの「マスターズ」が現地時間10日にいよいよ開幕する。今年で14回目の出場となる松山英樹。日本のエースはゴルフの祭典でどのような成績を残してきたのか。その戦歴を振り返る。今回はアジア勢史上初の優勝を果たした2021年大会など、直近5年間の成績を振り返る。

【写真】あれ!? 松山のアイアンにバンスがない!



■2020年:コロナ禍での異例開催 決勝ラウンドで失速

例年4月開催のマスターズだが、コロナ禍の影響でこの年は11月に延期。無観客という静寂の中での異例の大会となった。

松山は初日、2日目ともに「68」で回り、トータル8アンダー・6位タイで決勝ラウンドへ進出。しかしムービングデーは「72」とスコアを伸ばせず、「思うように自分をコントロールできなかった。悔しい一日でした」と振り返った。

最終日も「72」と伸ばせず、トータル8アンダー・13位タイ。優勝したダスティン・ジョンソン(米国)には12打差をつけられた。結果には悔しさをにじませながらも、「いい一週間だったと思う。来年は必ず勝てるように頑張りたい」と前を向いた。

■2021年:アジア勢初の快挙 松山英樹が歴史を塗り替える

ついにその時が訪れた。トータル10アンダーで後続に1打差をつけ、松山英樹が日本人として、アジア人として初めてマスターズの頂点に立った。

「これまで日本人では(優勝)できないという考えがあったかもしれないけど、僕がメジャーチャンピオンになって、それを覆すことができた。僕が勝ったことで日本人が変わっていく」と語り、勝者としての使命感もにじませた。

「今テレビを見ている子供たちが5年後、10年後にこの舞台に立って、その子たちとトップで争うことができたらすごく幸せ。そのためにまだまだ僕も勝っていかないといけない」。日本中が歓喜に包まれた、歴史的な一日だった。

■2022年:史上4人目の連覇ならず 首痛を抱えながらの戦い

マスターズ前週の「バレロ・テキサスオープン」を首痛で途中棄権し、連覇への道は厳しいスタートとなった。

初日はイーブンパーで耐えのゴルフ。「しのぎながらの戦いになる」と語っていたが、2日目に「69」で一気に2位浮上。再び注目が集まった。

しかし、ムービングデーに「77」と崩れ、最終日は「72」。トータル2オーバーの14位タイで連覇はならなかった。それでも、「この状態でここまで来られたのは良かった。まずはケガなく(マスターズに)戻ってきたい」と前を向いた。

■2023年:満身創痍でも上位争い 意地の4日間

首痛を抱えながらも初日は「71」、2日目は「70」と好位置で予選を通過。アプローチの冴えで3日目にも2つスコアを伸ばしたが、最終日は「75」と失速し、トータル1オーバー・16位タイに終わった。

「体の状態を考えれば、よくそこ(上位)の位置にいられたな」と語ったように、ショットもパットも本調子ではなかったが、持ち前の技術とマネジメント力で粘り切った。

■2024年:不振のショットに泣く 自己ワーストのパーオン率

2月の「ジェネシス招待」で優勝。以降も安定した成績でオーガスタ入り。だが、ショットの精度に苦しんだ。

初日「76」、2日目「74」。どうにか予選ラウンドを通過したものの、本調子とはほど遠かった。3日目は「71」で浮上したが、最終日はフェアウェイキープ率35.7%とショットの精度に悩まされた。

初日「76」、2日目「74」で予選通過。3日目に「71」で持ち直したものの、最終日はフェアウェイキープ率35.7%と苦戦。パーオン率は4日間平均54.1%と、自己ワーストを記録した。

トータル7オーバー・38位タイで4日間を終え、「それなりの順位だったというだけ。優勝できなかった。それ以外には何もない」と厳しい言葉で締めくくった。



そして迎えた2025年。今季開幕戦でツアー記録となるトータル35アンダーを叩き出して優勝を飾った。その後は下降線を辿り、直近2試合で予選落ちを喫している。松山自身は「そんなに悪いゴルフはしていない」と前を向く。あとは、内容を結果につなげるだけ。聖地・オーガスタで日本のエースの底力を見せるときだ。

関連記事

【この大会のニュース】

読まれています

PGAツアー 週間アクセスランキング

ランキングをもっと見る

大会情報

  1. 国内男子
    開催中
    2025年12月4日 12月7日
    ゴルフ日本シリーズJTカップ
  2. 米国男子
    速報中
    2025年12月4日 12月7日
    ヒーローワールドチャレンジ
  3. DPワールド
    速報中
  4. DPワールド
    速報中
    2025年12月4日 12月7日
    ネッドバンクゴルフチャレンジ
  5. アマチュア・その他
    開催前
    2025年12月4日 12月8日
    LPGA Qシリーズ(最終予選)
  6. アマチュア・その他
    終了
    2025年12月2日 12月5日
    JLPGAファイナルQT

おすすめコンテンツ

関連サイト