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タイガー・ウッズの元ガールフレンドが起こした訴訟でヒアリング 裁判官はタイガー側に同意?

タイガー・ウッズと元恋人の争いが泥沼化?

所属 ライター
武川 玲子 / Reiko Takekawa

配信日時:2023年5月10日 09時45分

ウッズ一家の写真にも収まるエリカさん(右) いったい何が?(22年3月撮影)
ウッズ一家の写真にも収まるエリカさん(右) いったい何が?(22年3月撮影) (撮影:GettyImages)

タイガー・ウッズ(米国)の元ガールフレンド、エリカ・ハーマンさんがフロリダ州でタイガー本人に対し起こした訴訟のヒアリングが同州マーティン郡の第19裁判所で、エリザベス・メトガー裁判官により実施された。

訴訟の中身は“秘密保持契約”(NDA)の無効と、タイガーの保有する信託に対し、昨年自宅から追い出されたことで3000万ドル(約40億円)の損害賠償を求めたもの。これに対してメトガー裁判官はエリカさんの訴えに懐疑的な意見を述べ、タイガーの代理人を務めるJ.B.ムライ氏の主張に同意を示した。

ウッズ、エリカさんともにヒアリングには出席していない。

45分間行われたヒアリングでメトガー裁判官は、繰り返し「なぜ、“秘密保持契約”(NDA)が無効となるのか?」と繰り返し質問した。

「書類を精査したが、日付もあり署名もある。内容も記されている」とメトガー裁判官は述べたという。

この書類の署名が偽物であるかどうかについては再度ヒアリングを行うとし、最終的には、メトガー裁判官の決定は文書で示されることした。その日程は明らかにされていない。

ウッズの所有するフロリダ州のレストランで従業員だったエリカさんは2017年からウッズとの交際を開始。その後“秘密保持契約”(NDA)に署名をしたが「性的関係を持ち、署名しなければ解雇すると言われ強要された」と主張。“セクシャルハラスメント”があったとし“秘密保持契約”(NDA)の無効を求めている。

米国では昨年12月、職場等でセクハラがあった場合、“守秘義務契約”の強制力がなくなるとした法案、”SPEAK OUT ACT”が可決されている。(文・武川玲子=米国在住)

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