18年のライダーカップ主将、トーマス・ビヨーンはメジャーで2位2回と大躍進
1971年生まれ。デンマーク出身。54歳
今年行われたペア戦の「アメリカン・ファミリー・インシュランス選手権」ではダレン・クラークとのコンビでシニア初優勝。DPワールドツアー(欧州ツアー)の主みたいな選手で、通算15勝を挙げています。2018年にはライダーカップの主将を務めました。ヨーロッパを代表する選手ですね。
昨シーズンはトップ10が8回。「ハッサン2世トロフィー」では優勝争いをして1打差の2位と惜しい試合もありました。今シーズンは「全米プロシニア」と「ISPS HANDAシニアオープン」(全英シニアオープン)の2つのメジャーで2位に入っています。今後、よりいっそう活躍しそうな選手のひとりです。
ヨーロッパの選手らしい抑えたアイアンショットが打てるところがビヨーンの強み。アプローチもけっこう上手くて、スピン系も打てるし、上げる系も打てるし、多彩な技を持っています。ただパッティングには少し難あり。長尺パターでタッチは悪くないのですが、勝負どころで決めきれないことがある。ただ、ゴルフの総合力は本当に高いと思います。
【トーマス・ビヨーン 米シニアツアー成績】
今季1勝、通算1勝