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エルス、ハリントン、ヒメネス、アルカー… 藤田寛之が戦う米シニアツアーの“凄オジ”たち

今季から藤田寛之がフル参戦している米シニアツアー、『PGAツアー・チャンピオンズ』で活躍する世界のすごいオジサンたち、『凄オジ』を紹介する。

所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net

配信日時:2025年8月6日 19時00分

アーニー・エルスは“ビッグイージー”と呼ばれたゆったりスイングから変貌!?

1969年生まれ、南アフリカ出身。55歳

ゼクシオを使ったりと日本にも馴染みがあるアーニー・エルス

ゼクシオを使ったりと日本にも馴染みがあるアーニー・エルス (撮影:GettyImages)

キャリアで4度のメジャー優勝を誇り、PGAツアーで19勝、DPワールドツアー(欧州ツアー)で28勝を挙げているエルスこそエリート中のエリート。シニアに入って2020年に2勝しましたけど、21年と22年は未勝利で23年は1勝と、なかなか勝てない時期もありました。それが昨年は3勝を挙げてブレイクしました。

勝てなかった要因の1つはショートパット。プレーオフでも1メートルくらいが届かないこともありました。毎日のようにパターを換えるし、グリップも順手だったり、クロスハンドだったり……。昨年はクロウグリップにしてから、フォローのヘッドの出方がスムーズになり、かなり良くなった印象はあります。今年はクロスハンドで握っていますが引き続き良いストロークができている。パッティングが改善できたのが一番大きいと思います。

シニアではフットワークを使うスイングで戦っている
シニアではフットワークを使うスイングで戦っている
シニアではフットワークを使うスイングで戦っている
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シニアではフットワークを使うスイングで戦っている (撮影:GettyImages)

エルスで見てもらいたいのはスイングです。『ビッグイージー』と呼ばれたように、若いときはデービッド・レッドベターをコーチにつけて、下半身を止めて上半身の柔らかさでゆったり振っていました。

それが今はけっこう足を使っているんです。打ち終わった後に左足が浮いたり、そういう動きを意図的にやっているように見える。シニアになって飛距離を落としたくないというのもあるでしょう。ゆったりとした上半身の柔らかさというよりは、全身でしっかり飛ばすスイングに変わっています。他にもパドレイグ・ハリントンとか、意図的に足を使って飛ばしていく選手が増えている印象です。

【連続写真】上半身の柔らかさ+大きなフットーワークで飛ばすアーニー・エルス

【アーニー・エルス 米シニアツアー成績】
今季1勝、通算7勝

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