<ワールドワイド・テクノロジー選手権 初日◇2日◇エル・カルドナル at ディアマンテ(メキシコ)◇7452ヤード・パー72>
米国男子ツアーのメキシコ戦「ワールドワイド・テクノロジー選手権」の初日は、日没サスペンデッドとなった。平田憲聖は7バーディ・1ボギーの「66」をマークし、暫定12位タイと上々の滑り出しを見せた。
インスタートの今日は「出だしの2~3ホールはバタバタした」と言うものの、前半だけで2つスコアを伸ばした。後半に入り、3番の「4メートルちょい」のバーディパットをねじ込むと、4番では残り223ヤードから2メートルにつけるナイスショット。5番は3メートル、6番でも2メートルにつけ、4連続バーディを奪ってみせた。開幕前に「セカンドショット以降が安定してきた」と話していただけに、納得の結果だ。
そんな平田は、2週前に日本で開催された「ZOZOチャンピオンシップ」でトップ10に入ったことで、今大会に出場している。「プロになって初めて」の海外での米国男子ツアーで落ち着いたラウンドができたのは、7月の「全英オープン」での経験も大きいと話す。
「全英オープンに行ったときはすごく変な緊張というか、変に気負って自分の思うゴルフができませんでした」と、気合が入りすぎて空回り。2日間トータル14オーバーで予選落ちを喫した。その経験を糧とし、「あまり言葉も通じないし、環境も違う」なかで、「自分らしくできている」と胸を張った。
「明日も伸ばし合いになると思います。(今日好調だった)アウトからなので、前半でしっかり伸ばして、後半も耐えながら伸ばせたらなと思う」。22歳の北米大陸初挑戦。明日以降も目が離せない。
