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全米プロで拘束されたS・シェフラーの罪状認否が2週間延期へ 本人出廷要請も「無罪」を主張

スコッティ・シェフラーの“拘束トラブル”は、まだまだ終わらなそうだ。

所属 ライター
武川 玲子 / Reiko Takekawa

配信日時:2024年5月21日 09時43分

拘束された後の第2ラウンドをプレーするシェフラー。まだまだその“尻ぬぐい”は続きそうだ
拘束された後の第2ラウンドをプレーするシェフラー。まだまだその“尻ぬぐい”は続きそうだ (撮影:GettyImages)

まだ余波は続きそうだ。5月21日(火)に予定されていたスコッティ・シェフラー(米国)の罪状認否が2週間延期され、6月3日(月)の午前9時にケンタッキー州ルイビルで行われることになった。ここにシェフラー自身の出廷も要請されていることが伝えられた。

シェフラー拘束時の姿が衝撃【写真】

ことの発端は先週行われたメジャー大会「全米プロ」にある。大会2日目に、会場のバルハラGC近くで交通死亡事故が発生。その影響で大渋滞に巻き込まれた世界ランキング1位のシェフラーが、「警察官の制止に従わなかった」として拘束された。後ろ手に手錠を掛けられ連行される映像が大きなショックとともに伝えられた。

シェフラーは約1時間後に釈放されて無事に第2ラウンドをプレーしたが、その疲労からか3日目に落とし、最終的には8位でフィニッシュ。4月の「マスターズ」に続くメジャー2連勝は達成できなかった。

この際、4つの罪で拘束された。“重罪”として警察官に第2級の暴行があり、3級犯罪、無謀運転、交通整理中の警官の指示信号を無視の罪に問われている。この第2級暴行罪は、ケンタッキー州では5年から10年の懲役に処せられるCクラスの重罪である。

ルイビル・メトロポリタン警察の記録によると、金曜日の午前6時16分に、シェルビービルロードの西向きを走行していたシェフラーを警官が制止。迂回を指示したところシェフラーが拒否し、指示をしようとした警官を引きずったまま車を加速したとされている。これに対しシェフラーは「指示されことを大きく誤解した」と話し、弁護士のスティーブ・ロミンズ氏は「無罪を主張する」という声明を出した。(文・武川玲子=米国在住)

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