<マスターズ 3日目◇11日◇オーガスタ・ナショナルGC(ジョージア州)◇7565ヤード・パー72>
28歳のキャメロン・ヤング(米国)がこの日、大会自己ベストとなる「65」をマーク。8打差あったローリー・マキロイ(北アイルランド)に追いついて首位タイに順位を上げた。「とてもいい気分だ。ここは本当に好きな場所。マスターズは今回で5回目だけど、来るたびに特別な場所だと感じる。土曜日に65を出せるなんて、文句の言いようがない」と充実した表情で一日を振り返り、、手応えのあるプレーに納得の様子を見せた。
ここまでの歩みについては、決して順風満帆ではなかったと明かす。昨年は2月の「ジェネシス招待」から3試合連続予選落ち。3月の「ザ・プレーヤーズ選手権」では予選突破するも61位。昨年の「マスターズ」は79位で終えている。「ゆっくりとした積み上げだった。難しいのは、うまくいっていないときに自信をつけること」。昨季中盤の苦しい時期も前向きに捉えてきた。
昨年の「RBCカナディアン・オープン」では「勝つチャンスがありながら最後にボギーを打ったが、自分としては最高のショットを打っていたと思う。そういう場面がいくつかあって、結果ではなく内容から自信を得ることができた」。そして、その後の「ウィンダム選手権」で優勝を果たした。「この1年ほどの小さな積み重ねが大きな流れを作ってくれた。今はとても快適にプレーできている」と安どの表情を浮かべた。
今季はここまで6試合に出場し、3月の自身前戦で“第5のメジャー”とも言われる「ザ・プレーヤーズ選手権」を制している。「あのときは“オーガスタの最終日に向けた準備”をしていた。その経験がそのまま今に生きている。同じプロセスを繰り返すだけだ」
世界最高峰の舞台で連覇を狙うマキロイらと優勝争いを迎える。「夢見てきたこと。本当に素晴らしい一日になると思う。何が起こるか分からないのがメジャーだ。大事なのはあすも自分のプレーを続けること」と静かに意気込んだ。(文・高木彩音)
