<ベイカレントクラシック 事前情報◇6日◇横浜CC(神奈川県)◇7322ヤード・パー71>
「今週はすごくいいチャンスをいただいたので、“一発”で決めるぐらいの気持ちで頑張りたいです」。そう意気込むのは、米国男子ツアーを主戦場にする中島啓太。今大会には推薦で出場する。
現在のポイントランクは125位。来季のフルシード権が得られる100位以内への浮上に向け、このフォールシーズンの一戦で大逆転を狙う。「今週で決めることができたら残りはオフになるので、一発で決めてやりたい。あとは、一緒にPGAでやってきた(平田)憲聖がこの試合に出られない。憲聖の分まで頑張りたい」。ランキング176位で同じく苦境に立たされている戦友の思いも背負って挑む。
先週は愛知県で行われた「アジア大会」に、日本代表として出場した。個人戦ではメダル獲得とはならなかったものの、団体戦で銅メダルを手にした。「日本で1週間プレーしたのは、芝(への対応)にはプラスだと思う。今週もしっかりやりたい」と、日本でプレーする感覚を取り戻せている。
一方で、調子は「あまり良くない」という。「ずっと良くないんですけど、急に試合になったら良くなるときもありますし、そこはできるだけの準備をしていきたい」と、前向きな姿勢を見せる。
いま強く意識しているのは「スイング」の部分。「ショットが悪いのがすごく気持ち悪い。スイングが少し安定していない。フェードボールの出球がなかなか揃わない。細かいですけど、アドレス、グリップの向きとか、基本から見直してやっていきたい」。きょうを含めて残り2日間でできる限りの準備を整える。
日本開催の米ツアーには、これまで日本ツアーメンバーとして出場してきた。しかし今回は、米ツアーメンバーとして参戦する。「うれしいです。いろんな国でやってきたなかで、日本でPGAツアーに出られるのは特別な感じがします」と笑顔を見せる。
それでも、気持ちのなかには今大会に出場できなかった戦友への思いがある。「本来であれば憲聖も一緒に出たかったですけど、自分は推薦をいただいた身なので、友達の分までしっかり頑張りたい」。戦友はこの舞台にいない。それでも、気持ちはともにある。日本で迎える大会で、自らに課した“一発”を決めるために戦う。(文・高木彩音)
