今季から米下部コーン・フェリーツアーに参戦している石川遼。一時帰国した3月中旬に、クラブセッティングを取材した。手に馴染んだこだわりのモデルだけでなく、最新モデルや未発表モデルもしっかり投入されていた。
開幕戦からドライバーは契約するキャロウェイの最新モデル『クアンタム ◆◆◆』に替え、シャフトは昨年から引き続き、グラファイトデザイン『ツアーAD GC6-S』を挿している。「めっちゃいいですよ。(自分好みの)少し低めの音がして、力強く飛ぶ」と即投入を決めた。
気になるのはモデルだ。昨年はつかまりのいいドローバイアスが特長の『エリート X』を投入したが、今回は一昨年までと同じ流れの、やや小ぶりで低スピンモデル『◆◆◆』を選んでいる。
ドローボールが持ち球の石川は、「フェアウェイの左端に向いて構えて、フェアウェイの真ん中か右サイドに打ち出す」イメージで打っていた。最新の『クアンタム ◆◆◆』は、「ドローしすぎずにほぼストレートの球が安定して出ます。左端に向いて“プッシュストレート”のイメージで打てるんです」。あえて大きくドローをさせずに、再現性の高い“プッシュストレート”が打てる点を気に入った。
対して3番ウッドは、2024年モデル『パラダイム Ai スモーク MAX』のロフトを1度立た、14度にしている。「3番ウッドはけっこう飛距離重視でドローが打てるモデルです。普通に打ってキャリー270ヤードなので、米国の600ヤードのパー5でも2オンを狙える仕様です」。距離の長いコースが多い米国では、大きな武器になる。
その下は21年途中から使用する初代『APEX UW』(19度)。キャリー245ヤードと3Wと25ヤードほど開いてしまう。「3Wはハイフェードとかで260ヤードを打つ練習しています」と技術で飛距離の階段を作る。
23度の3代目『APEX UW』は昨夏から投入しており、6番から9番のアイアンは長年使用する限定モデルの『APEX MB』だが、5番アイアンだけ見慣れないモデルだ。
ネック部分に『APEX MB FORGED』と書かれたマッスルバック。6番以下のアイアンとは形状が異なる。昨年、国内で開催された米ツアー「ベイカレントクラシック」でアダム・スコット(オーストラリア)らが使っていたプロトタイプと同モデルのようだ。「やさしいんですよ。なんなら6番アイアンよりやさしいくらいの感じのマッスルバックです」。詳細が気になる一本だ。
4本入れているウェッジは、60度だけ最新モデルにチェンジ。「すごく打感がいいです」と3年ぶりの軟鉄鍛造モデルで従来以上に心地良さをウリにしているが、石川の手に早くも馴染んだ。「48度、52度、56度も作ってもらっています」。4本とも最新モデルに替わる日が近いかもしれない。
【石川遼の2026年クラブセッティング】
1W:キャロウェイ クアンタム ◆◆◆(9度/ツアーAD GC6-S)
3W:キャロウェイ パラダイム Ai スモーク MAX(15度/ツアーAD GC7-X)
3U:キャロウェイ APEX UW 2022年(19度/ツアーAD UB 8-X)
4U:キャロウェイ APEX UW 2025年(23度/ツアーAD UB 9-X)
5I:キャロウェイ APEX MBフォージド(N.S.PRO MODUSプロトタイプ S)
6~9I:キャロウェイ APEX MB(N.S.PRO MODUSプロトタイプ S)
48、52、56度:キャロウェイ OPUS SP(N.S.PRO MODUSプロトタイプ S)
60度:キャロウェイ X FORGED(N.S.PRO MODUSプロトタイプ S)
PT:オデッセイ Ai ONE S2S CRUISER 7
