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青木功、丸山茂樹、松山英樹… サムライ達が戦った全米オープン

青木功、丸山茂樹、松山英樹… サムライ達が戦った全米オープン

所属 ALBA Net編集部
間宮 輝憲 / Terunori Mamiya

配信日時:2018年6月14日 15時18分

87年に中嶋常幸、89年には尾崎将司がトップ10入りを果たしたが、次に大きく優勝に近づいたのは2004年の丸山茂樹だった。今年と同じシネコック・ヒルズGCで行われた大会で丸山は、初日、2日目を首位タイでラウンドする。しかし、厳しいピンポジションと強風が選手を苦しめる展開で、決勝ラウンドではスコアを落とし、トータル4オーバー・4位タイで終戦。日本人初の快挙には手が届かなかったものの、メジャー自己最高の成績を残した。

その後も片山晋呉藤田寛之谷口徹石川遼らが日本を代表して出場するも、予選通過を目指す戦いを余儀なくされた。そこに現れたのが松山英樹だ。13年に初出場を果たすと、いきなり10位タイに食い込む活躍を見せる。その後、14年・35位タイ、15年・18位タイという成績を残す。16年は初めて予選落ちを喫したが、その翌年に大きなインパクトを残すことになる。

17年大会は初日こそ2オーバー・82位タイと出遅れたものの、2日目にその日のベストスコアタイとなる「65」をマーク。一気に8位タイまで順位を上げた。3日目に1つスコアを伸ばし迎えた最終日は、朝から吹きすさぶ強風のなか「66」を記録。ホールアウト時点で首位との差は1打。メジャー制覇が大きく現実味を増した。しかし、最後はブルックス・ケプカ(米国)が終盤にチャージし、4打差の2位タイという結果に。それでも日本人のメジャー最高位(前述した青木功の単独2位)に並び、悲願達成がそう遠くないことを予感させた。

今年は松山のほか、小平智秋吉翔太星野陸也が最高峰の舞台に挑む。今まで日本人選手が何度も跳ね返され、開けることのできなかった「優勝」という名のトビラ。 その重いトビラを開く“サムライ”は現れるか。

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