腰痛に苦しむ宮里優作　全米OP最終予選会は「起きてから判断」

＜ザ・メモリアル・トーナメント 最終日◇3日◇ミュアフィールド・ビレッジGC（7,392ヤード・パー72）＞

6月11日時点での世界ランク60位以内の選手に与えられる資格で「全米オープン」出場を目指した宮里優作。自身の世界ランク64位を圏内に押し上げるためにも上位進出が不可欠だったが、最終日は5バーディ・9ボギーの「76」とスコアを落とし、トータル2オーバー・70位タイで大会を終え、ナショナルオープンへの出場は厳しくなった。

賞金王・宮里優作は細い軸で回転できる筋力がスゴイ【連続写真】

明確な目標をもって臨んだ大会。しかし、この日も持病の腰痛に苦しめられた。「朝は行けそうな気がしたけど、コースに入ってみると全然動かなくて…。なんとか手打ちでプレーしたけどダメでした」と体にムチを打ちながら、苦肉の策を試すも苦しいラウンドとなった。「（持ち球の）フェードが打てなくてきつかった。コントロールできず、全部右に行ってしまう」と、武器も繰り出せない状態。「 打ってみないと、どっちに行くか分からない…」というショットではスコアメイクは難しかった。

今回の結果で、ランキングの浮上が望めない状況に。そのため現地時間4日（月）に行われる最終予選会を通過しなければ、推薦などがない限り本戦出場は厳しいのが現状だ。しかし、予選会の参加については「明日起きてみて判断する。立ってみて、歩けたら行けるかなとは思うけど、36ホール回るのが…。カートで回らせてくれないかな（笑）」という状態。参加しても満身創痍での戦いになることは間違いがない。

本来は「思い切って休まなくちゃいけない」というのが本音。ただ、今週は試合出場がないことを加味し、「一週間はどのみち休めるので、（予選会に参加しても）何とかなると思う」と、自分に言い聞かせるように話した。全米オープンの出場権は、腰の“機嫌”に大きく左右される。