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通算9回目のリーダー ジョーダン・スピースはなぜオーガスタで強いのか

通算9回目のリーダー ジョーダン・スピースはなぜオーガスタで強いのか

所属 ALBA Net編集部
高桑 均 / Hitoshi Takakuwa

配信日時:2018年4月6日 13時37分

マスターズ 初日◇5日◇オーガスタ・ナショナルGC(7,435ヤード・パー72)>

2014年2位、15年優勝、16年2位。海外メジャー初戦の「マスターズ」初日は、大会と好相性のジョーダン・スピース(米国)が6アンダーの単独首位に立った。いったいなぜ、こんなにもスピースはマスターズで強いのだろうか。「ここに限らず、メジャーにピークを合わせるようにしているから。チームでそう取り組んでいるから」と、さらりと流す。それができれば、誰も苦労はしないのだが…。

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最終組から1組前の遅いスタート。この日、朝は10度を下回り、午前スタート組は寒さとの戦いもあったが、スピースがティオフした午後1時49分以降は極めて穏やかな天候となった。2番でバーディを先行させると、3番もバーディを奪取。その後は5番でボギー、7番でもボギーとするが、「(7番での)あのパットは大きかった。もっと悪いスコアでもおかしくなかった。ボギーだったけど、気持ちよく次のホールにいけた」と、8番パー5では2オンに成功。イーグルを奪って勢いに乗った。

9番から4ホールはパーでガマン。13番からギアを上げた。怒濤の5連続バーディ。暗くなり始めたバックナインに歓声がこだました。「今日のバックナインの中盤は、リードしているサンデーバックナインのようなプレッシャーを感じた。その中でよく適応したと思う」と、これまでの勝利やサクセスが奏功していると話す。

15年は初日に「64」をマークして飛び出し、マスターズ記録となるトータル18アンダーで完全優勝。この日の首位発進により、大会通算9回目のトーナメントリーダーに立ったスピースにとって、これほど相性のいい大会はほかにない。「どんな大会でも初日に飛び出すのは気分がいいし、それ以上のことはない」。今季初勝利を大会2勝目で飾るため、2日目もギアは上げっぱなしで突っ走る。(文・高桑均)

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