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松山英樹、石川遼が挑むW杯は日本ゴルフブームの“原点”

松山英樹、石川遼が挑むW杯は日本ゴルフブームの“原点”

所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net

配信日時:2016年11月15日 12時36分

左上・帝国ホテルの歓迎レセプション、高松宮のスピーチ、右上・優勝カップを持つ中村&小野、左下・カナダカップ最終日18番のグリーンを囲む報道陣、右下・カナダカップ日本優勝の瞬間を見守る観衆と中村<提供:東京ゴルフ倶楽部資料室>
左上・帝国ホテルの歓迎レセプション、高松宮のスピーチ、右上・優勝カップを持つ中村&小野、左下・カナダカップ最終日18番のグリーンを囲む報道陣、右下・カナダカップ日本優勝の瞬間を見守る観衆と中村<提供:東京ゴルフ倶楽部資料室>
 次週オーストラリアにあるキングストンヒースGCで開催される、ゴルフの「ISPSハンダワールドカップ・オブ・ゴルフ」。松山英樹石川遼が日本代表として戦うとあって、大きな注目が集まっている。実はこのワールドカップと日本ゴルフ界とは大きな関わりがある。その歴史を、日本ゴルフ界の“生き字引”福島靖氏に聞いた。

初タッグを組むことになった松山英樹と石川遼

●大会の創始(文中敬称略)

 アメリカ海軍が誇った原子力潜水艦(ノースチラス号)とカナダカップゴルフは深い関係にある。この潜水艦はゼネラルダイナミックス社が建造したもので、同社の会長職にあったのがジョン・J・ホプキンス。同氏はゴルフ愛好家だった。カナダ在勤時代の1953(昭和28)年、カナダカップの創始に動いた。当時のカナダのゴルフ事情は、他のスポーツに比べると余りにも低調だったのを不憫に思い、親交のあった当時のアイゼンハワー米大統領に相談を持ちかけ、ゴルフを通じて国際親善を図るゴルフの国際競技開催を提唱した。かくして第1回のカナダカップ大会はゼネラルダイナミックス社のあったカナダ(モントリオール)で7か国の参加を得て開かれた。

 1955(昭和30)年から国対抗戦にインターナショナルトロフィー(個人戦)が加わり、1957(昭和32)年の日本開催時には参加国が30か国に達した。


●日本のカナダカップ参加

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