カナダカップはその後、1966(昭和41)年に日本では2度目の第14回大会が読売CCで行われた。日本代表は杉本英世、河野光隆のペアで5位。アメリカはアーノルド・パーマー、ジャック・ニクラスのペアで臨み、団体優勝を果たした。個人戦では杉本が大健闘し、優勝を決めるプレーオフに敗れて2位になった。この時のアメリカ代表はゴルフ場周辺の交通事情を考慮し、ヘリコプターで練習場に舞い降り、コース入りをした。
2002(平成14)年、伊沢利光、丸山茂樹のペアが団体2度目の優勝をとげている。今年はオーストラリアでの開催が予定されている。オーストラリアでの開催は1959、1972年に続き3度目。日本は先の日本オープンに続き、世界ゴルフ選手権を制する快挙を達成した松山英樹を柱にした日本チームの健闘に期待したい。
文・福島靖
1933年、神奈川県生まれ。中日新聞、夕刊フジの運動部記者として、ゴルフをはじめ様々なスポーツを取材。中日新聞時代には、現在の中日クラウンズの創始に携わる。90年、東京GC資料室を創設。