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【舩越園子コラム】松山英樹、ビッグな男の初優勝
【舩越園子コラム】松山英樹、ビッグな男の初優勝
配信日時: 2014年6月2日 04時25分
「ミスショットもあった。納得いかないプレーもあった」
とりわけ後半はワトソン、スコットと大混戦になり、松山を含めた3人全員がボギーやダブルボギーを喫して沈んで行った中、松山だけは18番のバーディで不死鳥のように蘇り、先にホールアウトしていたケビン・ナとのプレーオフに持ち込んで、勝利をつかみ取った。
72ホール目はドライバーショットが右に飛び出したにも関わらず、跳ね返ってフェアウェイに戻ってくれた。ピンまで175ヤード。手にした7番アイアンは「小さいころから一番練習してきたクラブ」だった。そのクラブでピン下2メートルに付け、奪ったバーデーが彼をプレーオフへ生き残らせた。「僕の好きなミドルアイアンで打てた。一番練習してきたクラブが最終ホールで残った」
最終日の19ホールを戦っていた間、精神状態は「いつも通り」だったという。
「気持ちをどう持っていきたい、持っていこうというのはない。まったく緊張しなかったと言えば、うそになるけど、緊張はなかった」
そんなふうに19ホールを振り返る松山は、ウイニングパットを沈めた興奮を早くも胸の中のどこかに収め、いつもの松山に戻り始めていた。さすがに祝勝会はしますよねと尋ねると、やや首を捻りながら「僕はどちらでも大丈夫」。
とりわけ後半はワトソン、スコットと大混戦になり、松山を含めた3人全員がボギーやダブルボギーを喫して沈んで行った中、松山だけは18番のバーディで不死鳥のように蘇り、先にホールアウトしていたケビン・ナとのプレーオフに持ち込んで、勝利をつかみ取った。
72ホール目はドライバーショットが右に飛び出したにも関わらず、跳ね返ってフェアウェイに戻ってくれた。ピンまで175ヤード。手にした7番アイアンは「小さいころから一番練習してきたクラブ」だった。そのクラブでピン下2メートルに付け、奪ったバーデーが彼をプレーオフへ生き残らせた。「僕の好きなミドルアイアンで打てた。一番練習してきたクラブが最終ホールで残った」
最終日の19ホールを戦っていた間、精神状態は「いつも通り」だったという。
「気持ちをどう持っていきたい、持っていこうというのはない。まったく緊張しなかったと言えば、うそになるけど、緊張はなかった」
そんなふうに19ホールを振り返る松山は、ウイニングパットを沈めた興奮を早くも胸の中のどこかに収め、いつもの松山に戻り始めていた。さすがに祝勝会はしますよねと尋ねると、やや首を捻りながら「僕はどちらでも大丈夫」。