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ティショットからグリーンまで ゴルフ競技の流れをおさらい【パリ五輪あれこれ】

パリ五輪のゴルフ競技がまもなくスタートする。そこで、ゴルフ競技のプレーの流れをおさらいしよう。

所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net

配信日時:2024年7月29日 12時30分

パリ五輪の舞台はフランスの名門、ル・ゴルフナショナル。池が効果的に配置されている難関だ
パリ五輪の舞台はフランスの名門、ル・ゴルフナショナル。池が効果的に配置されている難関だ (撮影:GettyImages)
Round 4
順位選手名SC
1
スコッティ・シェフラー
-19
2
トミー・フリートウッド
-18
3
松山 英樹
-17
4
ビクトル・ペレズ
-16
5
ローリー・マキロイ
-15
5
ジョン・ラーム
-15
7
ニコライ・ホイガード
-14
8
トム・キム
-13
9
コリー・コナーズ
-12
9
ジェイソン・デイ
-12
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112年ぶりに「リオ五輪」で復活した五輪ゴルフ競技が、まもなくパリ大会で開幕を迎える。男子は8月1~4日、女子は7~10日にパリ市街地からほど近いル・ゴルフ・ナショナルで開催される。ここではゴルフ競技の基本的なルールを解説。ティショットからカップインまでの流れをおさらいする。

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■各ホールの規定打数


ゴルフ競技ではパー3、パー4、パー5と3つの『規定打数』が存在する。もしパー4なら、4打でカップに入れれば『パー』でスコアを維持。3打でカップインなら『バーディ』となり1アンダー、5打なら『ボギー』で1オーバーという具合だ。最も少ない打数で4日間を回った選手が優勝。金メダルを獲得する。

難易度についてだが、基本的にはパー3が一番難しいとされている。規定打数に余裕があってリカバリーがきくパー4、パー5と違い、パー3では1打にかかる比重が重い。第1打を失敗すればバーディはおろか、パーで上がることさえも難しくなるためだ。

対して、パー5はチャンスホールとして設定されることも多い。難易度の高いホールをしのぎ、パー5でいかにスコアを伸ばせるか。これがスコアメークの肝となる。

■ティショット


ゴルフは1ラウンド18ホールを回るわけだが、各ホールの第1打をティショットと呼ぶ。一部の例外を除き、地面ではなく、唯一ティにボールを乗せて打つことが許される。

ここで多用されるのが、あらゆるクラブの中で最も長いドライバー(1番ウッド)だ。当然、長い分飛距離が出るため、ティショットが最大の見せ場となる。パワーゲーム化が進んでいる昨今、第1打で飛距離を稼ぐことが勝利に直結すると言っても過言ではない。

ただ、一般的には飛距離と安定性を共存させることは難しく、飛ばせば飛ばすだけボールが曲がる可能性も高くなる。コースには整地されているフェアウェイ以外に芝や草が生えているラフや、砂地のくぼみ(バンカー)も存在する。『急がば回れ』ではないが、コントロールショットで2打目を打ちやすい位置に置くことも大切だ。そこは選手たちの経験と知恵、技術の見せ所だろう。

ちなみに、世界最高峰PGAツアーでのフェアウェイキープ率1位は73%。およそ10回に3回はフェアウェイを外すということになる。

■2打目以降


ティショットが終われば、自分の打ったボールに歩いて向かう。パー4であればグリーンを狙うショットとなるが、先述の通り、深いラフやバンカーで目玉(ボールが深く埋まる状態)になったり、木が邪魔で前に打てない…など様々なケースがある。

その場合はグリーンを直接狙わず、3打目が打ちやすい位置にボールを運ぶ『レイアップ』を選択する。例えば、ラフからグリーンを狙える場合でも、少し左に曲がれば池に入ってしまう状況。大ケガのリスクを回避して、堅実なチョイスを求められることもゴルフには多い。

2打目で使用されるクラブは、グリーンまでの距離によって様々だ。スプーン(3番ウッド)やクリーク(5番ウッド)は長いクラブなので、飛距離が出る分、精密なコントロールは難しい。グリーンまでの距離が近ければ、短い番手のアイアンやウェッジでコントロールショットを打つことができる。飛距離が出る選手が有利とされているのは、2打目以降を短いクラブで正確に狙うことが可能だからだ。

■アプローチ


もしグリーンをとらえきれなかった場合、アプローチと呼ばれるショットでピンを狙うことになる。基本的には、正確なコントロールが可能なウェッジを使うことがほとんど。

ピンまでの距離やボールのライ(ボールのある場所の状態)に応じて、クラブを慎重に選択。グリーンの傾斜も読む。浮かすか、転がすか。技術を総動員して、最適だと思われるショットでピンに寄せる。このアプローチ次第では、次に打つパッティングの難易度が段違い。わずか数十センチの誤差も命取りになりかねない。

PGAツアーのパーオン(規定より2打少なくグリーンに乗せること)はトップ層でも約70%。どんな名手でも1ラウンドで5~6回ほどはアプローチを打つことになる。

■パッティング


ボールをグリーンに置ければ、ホールの最後を締めくくるパターの出番だ。ボールを転がしてカップに入れる。単純だが、これが一筋縄ではいかない。当然、グリーンは真っ平らではなく傾斜があるため、ボールがどのように曲がるのか。打ち出す強弱も合わせて、ラインを見極めなくてはならない。

わずか数メートルの一打が、ドライバーショットと同じ価値。有名な『ドライバーイズショー、パットイズマネー』という格言は、パットこそがスコアを作る上で欠かせないという意味だ。近年はティショットの重要性が高まっているが、それでも勝負のカギを握るのはパッティングであることに変わりは無い。

プロもアマチュアも共通しているが、最もやってはいけないことが3パットだ。仮にパーオンに成功しても、3パットした時点でボギー以上が確定。スコアを落とす大きな要因のひとつだ。長い距離のパットを打つ場合は、たとえ入らなかったとしても、悪くとも2打でカップインできるように計算をする。

PGAツアーの3パット率は平均で約2.7%。めったに起きることではないが、それだけに3パットが選手に与える精神的ダメージは大きい。

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Round 4
順位選手名SC
1
スコッティ・シェフラー
-19
2
トミー・フリートウッド
-18
3
松山 英樹
-17
4
ビクトル・ペレズ
-16
5
ローリー・マキロイ
-15
5
ジョン・ラーム
-15
7
ニコライ・ホイガード
-14
8
トム・キム
-13
9
コリー・コナーズ
-12
9
ジェイソン・デイ
-12
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