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電気自動車、地産地消… 第150回全英オープンはサステナビリティも進化中

電気自動車、地産地消… 第150回全英オープンはサステナビリティも進化中

配信日時:2022年7月12日 16時00分

史上最高の賞金額(総額1400万米ドル=約19億円、優勝250万米ドル=約3億4000万円)、史上最高の入場者数予想(約29万人)と熱狂が予想される今年の「全英オープン」(7月14〜17日、スコットランド・セントアンドリュースリンクス)だが、一方でサステナビリティ対策も進化したものになりそうだ。

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2016年に大会を主催するR&Aは「グリーンリンクス・プログラム」を打ち立てたが、同ディレクターのアーレット・アンダーソン氏は次のようにコメントする。

全英オープンは人と自然にポジティブな影響を与え、責任ある資源利用を実証し、気候変動対策を支持するゴルフの役割を紹介する機会を提供します。私たちはこのプログラムに協力し、継続的な改善という共通の目標にコミットしてくれるすべてのパートナーに感謝するとともに、地球の未来を守るためにさらなる努力を続けています」

そして、具体的な施策として次のものを挙げている。

■歴史あるオールドコースの芝刈りには、初となる最先端の電気・ハイブリッド式トーロを使用
■会場内に約50カ所の給水ポイントが追加されるが、再利用可能なボトルの販売収益と観客からの寄付金にマスターカードが上乗せし、森林再生プロジェクトのために2万本以上の木を植えることを目的とする「Priceless Planet Coalition」へ資金を提供
■すべての施設において再利用可能なケータリング用消耗品を使用し、使い捨てのプラスチックを削減
■水素添加植物油(HVO)バイオ燃料と、100m×10mのソーラーパネルを使用したAggreko社製の仮設発電機、および再生可能なグリッド電力を組み合わせて使用
■選手やスタッフの移動には、メルセデス・ベンツの電気自動車を使用。スコティッシュ・パワー社の電気自動車用臨時充電装置で電力を供給する。また、会場内には駐輪場があり、徒歩や自転車での移動を奨励
■会場内のケータリングサービスは、すべて地元産の食材を使用。食材の65〜70%は、セントアンドリュースから150マイル(約240キロ)以内で調達

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