同じくラームが3日目に「61」をマーク。ジョーンズも最終日が「61」というスコアで、スコアを伸ばし続けた。4つあるパー5はいずれも2オンが可能なホール。ティショットがうまくいけばショートアイアンでピンを狙えるパー5もあるなど、スコアを伸ばせる余地が多いコースというのも好記録につながった要因だ。
松山は2カ月半ぶりの実戦とあって、ティショットに苦戦。フェアウェイキープ率が20位タイ、平均飛距離は34位と好機を作り出すことがなかなかできなかった上に、ショットが成功したホールではパットに苦戦。スコアへの貢献度を示すストロークス・ゲインドのスタッツではティショットが38人中28位、パットが27位にとどまった。
今回のように打ち下ろしも多くフェアウェイも広いコースでは好スコアが続出するが、次戦の「ソニー・オープン・イン・ハワイ」はフラットで狭いコース。また違う争いとなることは想像される。とはいえ、「ツアーの層の厚さが表れた」とジョーンズがいうように、いまはとにかく攻めるゴルフが主流になりつつあるのは間違いない。