3週前に同ツアーの最年長優勝を記録し、ポイントレーストップでこの最終戦を迎えていた。しかし2日目を終えるとフューリクが逆転。だが3日目にエージシュート達成となる「63」をマークし再逆転した、王者の行方は最終日の最終ホールまでもつれ込んだ。フューリクが逆転するにはイーグルが必要という場面だったが、フェアウェイから打った2打目は左に大きく曲がってスタンドへ。ドロップして打ったが大きくオーバーし、ランガーが王者になることが決まった。
週末は背中の痛みにも耐えて戦ったランガー。「この2年間で39試合を戦った。いろいろなことがありすぎて言葉にならない。ここまで戦えたことは支えてくれた家族のおかげ。本当に感謝している」と感慨深く話すレジェンドの強さはまだまだ続きそうだ。(文・武川玲子=米国在住)
