PGAツアー
米国男子
マスターズ 2021
日程 2021年4月8日-4月11日賞金総額 $11,500,000
TV/ネット放送予定“飛ばない”マイク・ウィアの優勝に夢を見た【編集者たち思い出のマスターズ】
“飛ばない”マイク・ウィアの優勝に夢を見た【編集者たち思い出のマスターズ】
配信日時: 2021年4月6日 05時56分
Round 4 | ||
---|---|---|
順位 | Sc | PLAYER |
1 | -10 | 松山 英樹 |
2 | -9 | ウィル・ザラトリス |
3 | -7 | ザンダー・シャウフェレ |
3 | -7 | ジョーダン・スピース |
5 | -6 | マーク・リーシュマン |
5 | -6 | ジョン・ラーム |
7 | -5 | ジャスティン・ローズ |
8 | -4 | コリー・コナーズ |
8 | -4 | パトリック・リード |
10 | -3 | トニー・フィナウ |
今年もゴルフの祭典がやってくる。4月8日に「マスターズ」が開幕。昨年はコロナ禍で11月に移ったが、今年は無事に4月に85回目を迎えようとしている。これまでの84の名勝負のうち、長年ゴルフ界を追ってきた編集者たちが思い出のワンシーンを振り返る。今回はゴルファーとして2ndQT進出という経歴を持ち、現在はALBA誌で編集を務める田辺直喜。
翌年グリーンジャケットを着せたミケルソンとはこの身長差
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「マスターズで名シーンを挙げるとしたら何?」。突如、舞い込んだ【編集者たち思い出のマスターズ】という企画に、過去の記憶を掘り起こしてみると、まず頭に浮かんだのは2003年に優勝したマイク・ウィア(カナダ)の姿でした。
当時の自分は高校生。時代はタイガー・ウッズ(米国)の全盛期で、マスターズも2001年、2002年と連覇を達成していました。それだけにマスターズに抱いていた印象は、飛距離も、技術も全部兼ね備えたスーパースターだけが優勝できる特別な大会というものでした。
そんな中で迎えた2003年大会。自分も含め、誰もがタイガーの前人未到の3連覇に注目する中、淡々とスコアを伸ばしてプレーオフに進出し、栄冠を掴んだのがウィアでした。「カナダ人初」、「史上初のレフティのマスターズ制覇」など、さまざまな言葉で形容されたウィアの優勝ですが、何より印象的だったのは、身長175センチほどの小柄な選手が“ショットの精度”を武器にマスターズを制したことでした。
正直なところ、ウィアは決して華のある選手ではなかったと思います。タイガーやフィル・ミケルソン(米国)といったスタープレーヤーに比べて、飛距離面では確実に劣っていたでしょう。しかし、腰の高さまでクラブを挙げる独特なワッグルから、完璧なオンプレーンスイングで正確なショットを打ち続けるそのプレースタイルは、当時プロを目指していた自分にとってひとつの理想に見えました。ラウンドでウィアのワッグルを真似たりしたのはいい思い出です。(自分のショットはウィアと違って曲がりまくりでしたが……)
翌年グリーンジャケットを着せたミケルソンとはこの身長差
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「マスターズで名シーンを挙げるとしたら何?」。突如、舞い込んだ【編集者たち思い出のマスターズ】という企画に、過去の記憶を掘り起こしてみると、まず頭に浮かんだのは2003年に優勝したマイク・ウィア(カナダ)の姿でした。
当時の自分は高校生。時代はタイガー・ウッズ(米国)の全盛期で、マスターズも2001年、2002年と連覇を達成していました。それだけにマスターズに抱いていた印象は、飛距離も、技術も全部兼ね備えたスーパースターだけが優勝できる特別な大会というものでした。
そんな中で迎えた2003年大会。自分も含め、誰もがタイガーの前人未到の3連覇に注目する中、淡々とスコアを伸ばしてプレーオフに進出し、栄冠を掴んだのがウィアでした。「カナダ人初」、「史上初のレフティのマスターズ制覇」など、さまざまな言葉で形容されたウィアの優勝ですが、何より印象的だったのは、身長175センチほどの小柄な選手が“ショットの精度”を武器にマスターズを制したことでした。
正直なところ、ウィアは決して華のある選手ではなかったと思います。タイガーやフィル・ミケルソン(米国)といったスタープレーヤーに比べて、飛距離面では確実に劣っていたでしょう。しかし、腰の高さまでクラブを挙げる独特なワッグルから、完璧なオンプレーンスイングで正確なショットを打ち続けるそのプレースタイルは、当時プロを目指していた自分にとってひとつの理想に見えました。ラウンドでウィアのワッグルを真似たりしたのはいい思い出です。(自分のショットはウィアと違って曲がりまくりでしたが……)