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世界一の飛距離に「飲み込まれた」 稲森佑貴は持ち味生かせず終戦 帰国後は陸路で東京-鹿児島

世界一の飛距離に「飲み込まれた」 稲森佑貴は持ち味生かせず終戦 帰国後は陸路で東京-鹿児島

配信日時:2021年3月1日 14時00分

WGC-ワークデイ選手権アット・ザ・コンセッション 最終日◇28日◇コンセッション・ゴルフ・クラブ(米フロリダ州)◇7564ヤード・パー72>

3日目まではなんとか耐えていたが、最終日は一気に6つスコアを落とした稲森佑貴。1バーディ・3ボギー・2ダブルボギーの「78」と崩れて、トータル3オーバーの48位タイで初米本土大会を終えた。

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この日の稲森は世界一の飛ばし屋、ブライソン・デシャンボー(米国)とのプレー。圧倒的な飛距離差を「せっかくだから、見ておこう」と、その飛距離を間近で見続けた。「自分のゴルフがぜんぜんできんかった。逆に、飲み込まれた」。フェアウェイキープ率1位の日本一曲げない男は、世界一飛ばす男のプレーにリズムを狂わされた。

ゴルフは相手との戦いではないと分かっていても、パー5で想像以上の差を見せつけられるなど、終始次元の違いを感じた。「パー5のセカンドで9番(アイアン)かピッチングウェッジ。かたや僕はスプーン。なんかちょっと、感覚がおかしくなった」と、そのスタイルの違いに戸惑った。

それ以前に、自身の調子も上向かなかった。2日目にはボギーなしの「68」をマークしたが、風も強くなりピン位置も左右に振られた難コンディションでは、実力不足を痛感した。「きょうはほぼほぼ全ホールミスしていたので、それを課題にして帰って練習したい」。この経験を4月に開幕する国内ツアーで生かす構えだ。

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