オハイオ州にあるファイアーストーンCCで開催される、「WGC-ブリヂストン招待」。石川遼は8時頃コース入りし練習場へ。その後1ラウンドをこなし、パッティンググリーン、再び練習場と入念な調整を行った。
3か月ぶり復帰のタイガー、その足元にも注目!
渡米直前の「サン・クロレラ クラシック」ではショットが安定せず予選落ち。「セガサミーカップ」から取り組んでいる新スイングにも不安を残した。しかし、予選落ち後から徹底した打ち込みを行い、完成度もわずかながら上がってきている。「あのときは“できたり、できなかったり”だったけれど、今日は“できたり、できたり、できなかったり”と、できる回数が多くなってきている」と納得のショットの割合が増えていることに手ごたえを感じている様子だ。
ここ数戦メジャーを含め、予選落ちと優勝争いを繰り返している石川だが、「波があってもいい時期だと思っているので。今の自分のゴルフをもっと良くしていくためには、こういう時期も必要だと思っています」と安定しない成績にも不安はない。「いい成績を残すという思いもあるんですけど、それにプラスして自分のゴルフをもっと良くして、上達させるためには、という向上心を強く持っていきたい」。今は目の前の一打を追い求めていくのみだ。
今大会は予選落ちがない4日間勝負。それだけに最後までモチベーションを維持するためにも初日、2日目が重要となる。「出だしが勝負。出場選手の半分以上の順位では上がりたい」石川はマット・クーチャー(米国)と同組で現地時間13時50分にスタートする。