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「正念場」を終えて、笑った人、落胆した人【舩越園子コラム】

「正念場」を終えて、笑った人、落胆した人【舩越園子コラム】

配信日時:2019年8月19日 12時14分

米国男子ツアープレーオフ第2戦の「BMW選手権」は、どの選手にとっても、それぞれに大きな意味のある正念場だった。そして、大会が幕を閉じた今、よろこびを噛み締めている人、落胆に暮れる人、悲喜こもごもの様子だ。

ジャスティン・トーマスのドライバースイングを連続写真でみる

最大のよろこびに浸ったのは、トータル25アンダーで優勝したジャスティン・トーマス(米国)だ。今季のトーマスは故障や体調不良で勝利から遠ざかっていた。今大会の開幕前の練習でも「ショットがボロボロだった」と語るほどだった。

だが、蓋を開けてみれば、初日からメダイナのコースレコード(当時)に並ぶ「65」で首位発進。3日目には前日に松山英樹がマークした「63」を上回る「61」でコースレコードを更新し、2位に6打差の単独首位で最終日を迎えた。

だが、スタート前から「とてもナーバスになっていて苦戦した」。一時はパトリック・カントレー(米国)に2打差まで詰め寄られた。それでも後半に徐々に盛り返し、最後は3打差で勝利したところに通算10勝目の貫禄が感じられた。

『今季、なかなか勝てなかったね』と問いかけられたトーマスは「これほどハイレベルなフィールドなのだから、そんなに簡単に勝てるはずがない」と一笑に付した。

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