■15年(2位T):カットラインからの起死回生「次に勝ったときにこの経験が生かされたと思える」
予選ラウンドでは“優勝”の2文字は想像できなかった。2アンダー(28位T)からの2日目は、前半に池ポチャ、OBと序盤4ホールで4ストロークを落とす乱調。一時は予選通過が危ういところまで沈んだが、後半では3連続バーディを奪うなど4つ伸ばしてイーブンパーまで挽回した。
ここからガラリと風向きが変わる。3日目は米ツアーの自己ベストとなる「63」をたたき出して2位タイに浮上。最終日は1番で129ヤードを放り込んでイーグルを奪い、首位と1打差に迫った。そのままバーディを積み重ねて一時は単独首位に浮上したが、14番で3パットボギーを叩くと、ここから流れを失った。1イーグル・3バーディ・1ボギーの「67」でホールアウトし、この年はブルックス・ケプカ(米国)に1打届かなかった。優勝は逃したが、「次に勝ったときにこの経験が生かされたと思えると思う。早く勝てるようにがんばって練習できたら」と1打の重みを胸に刻みつけた。
