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松山英樹が5年で築いた歴史 “1打の重み”がのしかかった最初の2年【プレーバック フェニックスオープン】

松山英樹が5年で築いた歴史 “1打の重み”がのしかかった最初の2年【プレーバック フェニックスオープン】

所属 ALBA Net編集部
谷口 愛純 / Azumi Taniguchi

配信日時:2019年1月30日 07時02分

しかし、終盤で運に見放される。16番パー3でティショットをグリーン奥に外すと、アプローチも寄せきれずに痛恨のボギーを喫し、17番パー4では1オンに成功しながら3パットのパーと厳しい展開。米ツアー初優勝には2打及ばなかった。シーズン2戦目で早くも4位タイと好成績を残したが、「チャンスは間違いなくあった。でも勝てなかった」と悔しさばかりが残った。

■15年(2位T):カットラインからの起死回生「次に勝ったときにこの経験が生かされたと思える」

予選ラウンドでは“優勝”の2文字は想像できなかった。2アンダー(28位T)からの2日目は、前半に池ポチャ、OBと序盤4ホールで4ストロークを落とす乱調。一時は予選通過が危ういところまで沈んだが、後半では3連続バーディを奪うなど4つ伸ばしてイーブンパーまで挽回した。

ここからガラリと風向きが変わる。3日目は米ツアーの自己ベストとなる「63」をたたき出して2位タイに浮上。最終日は1番で129ヤードを放り込んでイーグルを奪い、首位と1打差に迫った。そのままバーディを積み重ねて一時は単独首位に浮上したが、14番で3パットボギーを叩くと、ここから流れを失った。1イーグル・3バーディ・1ボギーの「67」でホールアウトし、この年はブルックス・ケプカ(米国)に1打届かなかった。優勝は逃したが、「次に勝ったときにこの経験が生かされたと思えると思う。早く勝てるようにがんばって練習できたら」と1打の重みを胸に刻みつけた。

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