<JLPGAファイナルQT 最終日◇5日◇宍戸ヒルズカントリークラブ 東コース(茨城県)◇6418ヤード・パー72>
初のファイナルQTに挑んだ25歳のルーキー・青木香奈子は、最終日に3バーディ・2ボギーの「71」。伸ばし切れず、トータル3オーバー・71位で来季前半戦の出場権を逃した。
「ショットがすごく悪かった。アプローチとパターでスコアメークしないといけなくて、だましだましでした」と4日間を振り返る。「(地元の)宮崎でも感じたことのない寒さ」という冷え込みも影響したが、「それ以前に私のショットが悪かったですね」と総括した。
6度目の挑戦となった昨年のプロテストで合格。同年のQTはファーストで敗退したが、プロ1年目の今年は下部ステップ・アップ・ツアー「大王海運レディス」でプロ初優勝を挙げるなど結果を残した。その一方で、レギュラーツアーは21試合に出場して予選落ち17回。収穫と課題がはっきりしたルーキーイヤーだった。
「なんだかんだステップで優勝できて、レギュラーにも思ったよりも参戦できた年だったので、すごくいい経験をさせてもらった。オフにやりたいと思うことが見つかった一年でした」
これまでは「何をやればいいか分からなくて、ただ練習するだけだった」という冬の“準備期間”だが、「今年のオフはすごく楽しみ」と前向き。テーマは『安定感』だという。
「フェアウェイキープ率を上げるために体重を増やして、安定感がほしい。夏、ラフがきつくて、それにかなりやられた。食べまくって、体をでかくしたいと思います。来年は『あいつ誰?』っていうくらい、大きくなっちゃうかもしれないです(笑)」と朗らかに話した。
来季の目標は「ステップでの複数回優勝」。さらに「レギュラーで推薦いただけたら、そこから(リランキングで)中盤戦、後半戦につなげていけるゴルフをしたい」と意気込む。パワーアップした“ニュー青木香奈子”の来季が楽しみだ。
