それでも72人から30人へと絞られる予選を通過し、誰もが憧れるオーガスタをプレーした事実が色あせることは決してない。「マスターズを観るたびに、『ここはどういうショットを打ったな』とか思う。やっぱり一生の思い出に残る試合でした」。これがいい記憶になるまでに、そんなに時間を要することはないはずだ。
今年は2度目の受験となるプロテスト合格が、大きな目標となる。「そこに向けてもいい経験になればと思います」。この3月に高校を卒業したばかりの18歳にとって、この数日間は結果以上の大きなものを与えてくれるに違いない。(文・間宮輝憲)
