さらに「ほかの選手も、みなテスト合格を目指している。難しいセッティングで、普段出る試合では感じられない緊張感がある」と刺激を感じながら準備を進めることができたのも大きい。そして、この環境で鍛えた“心”が、「緊張した時のショット力があがったなと思います。プレッシャーがかかるなか、いいショットを打てたことが自信になります」と“技”にもいい影響を及ぼしている。
プロを意識する前は“無難にスコアメイクを”と考えていたゴルフにも、「上を目指すならガツガツと狙っていくしかない」と変化があらわれている。「今回で受かって、来年からはバリバリレギュラーツアーに出たいです。4日間頑張って、上位で合格したい」。悩みながらだった初受験から2年。20歳になった今の尾崎は、プロの世界に飛びこむ強い意思を胸に京都での大一番に臨む。
