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当たり前作戦で山口里緒が難コースを攻略 「“当たり前”のことをやった結果優勝できたら」

マイナビネクストヒロインツアー第6戦PGMシリーズ「Cool Cart CUP」の初日が終了。6アンダーで首位タイに立った山口里緒に話を聞いた。

所属 ALBA Net編集部
杉本 夏希 / Natsuki Sugimoto

配信日時:2023年7月27日 17時47分

難コースでボギーなしの6アンダー 首位タイ発進の山口里緒
難コースでボギーなしの6アンダー 首位タイ発進の山口里緒 (撮影:米山聡明)

<マイナビネクストヒロインゴルフツアー◇第6戦 PGMシリーズ Cool Cart CUP◇27日 初日◇PGMマリアゴルフリンクス(千葉県)◇6327ヤード・パー72>

マイナビネクストヒロインゴルフツアー第6戦「Cool Cart CUP」が、27日(木)から2日間競技で開催されている。初日ボギーフリーの6アンダーで首位タイに立った山口里緒に話を聞くと、ゴルフでは「“当たり前”な作戦が功を奏した」と教えてくれた。

山口は初日のラウンドを「16回のパーオン数が大きい」と振り返った。作戦は「パーオン2パット」を徹底すること。この日のラウンドでは何回パーオンさせようと設定するのではなく、どのホールも基本的にパーオン2パットでパーを目指し、チャンスにつけられたらバーディを獲るという意識でやったという。

この作戦は、今年から習っている新しいコーチに「パーオン数が上がれば、スコアも必然的によくなるという“当たり前”のことをもう一度やってみよう」と提案されたことで始めたという。

もともと、少しムラのあるゴルフが課題だった山口。スコアを伸ばそうと無理をして自滅するケースが多かった。同ツアー第5戦でも、18番で「欲をかいて」ボギーを打ち、プレーオフ進出を逃した。

その反省に加え、「調子があまりよくなかった」ため、「きょうはグリーンを2分割で考えて、こっちだけはダメというのを決めてパーオンを狙いました」と話した。
 
パーオン2パットの”当たり前”をあらためて徹底したことで、この日は88%のパーオン率を記録。さらに「2パットでいい」と思って打つ無欲のパットが絶好調。6メートルほどのバーディパットを数回沈め、12メートルの超ロングパットも沈めてみせた。

最終ラウンドも、「優勝してやる!という感じではなく、パーオン2パットのゴルフの“当たり前”をやった結果、優勝できたらなと思います」と語る。プロテストの一次予選が翌週に迫るなかで今大会を制し、いい弾みをつけられるか。“当たり前”なラウンドに期待だ。(文・杉本夏希)

※ネクストヒロインゴルフツアー(共催:株式会社マイナビ、株式会社ALBA、株式会社ALBA TV)は将来ツアーで活躍することを目指す、JLPGAプロテスト合格前の若手女子ゴルファーが経験を積むための場として2019年に始まった。今シーズンは全15戦が予定されている。出場選手は年間ポイントランキングによるシード、前大会成績上位者、主催者推薦、ファン投票などによって決められる。

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