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小林実夢が初めての最終関門へ! 2次通過の要因は「ネクストヒロインツアーでの経験」

人生初の最終プロテスト出場に向けて準備を進める小林実夢に話を聞いた。

所属 ALBA Net編集部
杉本 夏希 / Natsuki Sugimoto

配信日時:2023年10月24日 18時15分

JLPGAプロテストの最終ステージへコマ進めた小林実夢(写真・山田浩一郎)
JLPGAプロテストの最終ステージへコマ進めた小林実夢(写真・山田浩一郎)

「ギリギリで通りました。正直、始まる前は通ると思っていなかったけど、回っているうちにいけるかもと…」と、控え目な話し方で語り出した小林実夢はJLPGAプロテスト第2次予選を見事通過。突破の要因は、今年から出場したマイナビ ネクストヒロインゴルフツアーにあったという。

2次予選では「グリーンに乗らなくても、パーで凌げていました。バンカーからでもしっかり寄せられたので」と、ビッグスコアは出せずとも安定したゴルフを展開。アプローチが光ったことに加えて「4~5メートルのバーディパットが入ってくれました」と、際どい距離を決め、毎日3バーディを奪えたという。

「その距離のパットを練習していました」というのも、「ネクストヒロインゴルフツアーで一緒に回っていて、ベタピンでパーディを奪うんじゃなくて、4~5メートルを入れて伸ばしているなって思ったんです。自分もここは磨かないと」と、同ツアーに出場している上位陣のプレーを見て自身との技術面の差を痛感。プロテスト開幕前から重点的に取り組み、地道な努力が実を結ぶ形となったのだ。

そんな小林が最終プロテストに向けて取り組んでいるのは「ドライバーでいろんな球が打てるように」なること。プロテスト第2次予選の会場だった呉カントリークラブ(広島県)で、「前はティショットを右か左に打ち分けられればいいと思っていました。でも、どっちのラフもいれてはいけないホールが多くて、フェアウェイの右か左かで打ち分ける必要がある」と感じ、最終プロテストに向けて調整中だという。

「(最終プロテストは)初めてなので、どんな感じか想像つきません。難しそうなコースですし、なるべく安全に耐えて、パーで凌げたらなって思います」。小林にとって初の挑戦がもうすぐ始まる。(文・杉本夏希)

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