<マイナビカップ(1日競技)◇22日◇福岡センチュリーゴルフ倶楽部(6,457ヤード・パー72)>
厳しい自己評価は好調の証。伊藤花は先週の第14戦(5位)に続いて、2試合連続のトップ10入りとなる1オーバーの9位タイでフィニッシュした。それでも、ホールアウト後は「最近の中では0点のラウンドです」と険しい表情。プロテスト敗退後の変革が好調に繋がっている。
前半を首位と2打差の1アンダーと初優勝も狙える位置で折り返しただけに悔しさも一塩。特に悔やんだのは最終18番パー5のボギーだった。「ティショットも2打目も良くて、残りは130ヤード。組の中でも一番いいところから3打目を打っているのに8Iで鬼引っ掛けしてグリーンを外して、そこから寄らず入らず…。最悪です」。前半はパッティングに苦しみながらもアンダーパーをマークしていたが、後半は要所でショットが乱れた。
それでも、今季3度のトップ10入りが直近2試合に集中しているのは調子がいいからこそ。きっかけはゴルフ中心の生活を見直したことだった。「プロテストまではラウンドの反省点をノートに書いて、毎日、朝から練習して、午後もノートに書いた部分を見直して練習していたんですが、そういうのはやめました。今はピラティスとか、トレーニングとか、好きなことにも時間を使って、質の高い丁寧な暮らしを心掛けています」。
好きなこととして、真っ先にゴルフにも繋がるトレーニングなどが挙がるのは面白いが、その他では朝はゆっくり白湯を飲み、朝食代わりにスムージーを飲むような健康志向かつおしゃれな、意識高い系が伊藤の考える質の高い丁寧な暮らし。ゴルフ一色から生活スタイルを転換したことで逆にゴルフの調子が上がったという。
そんな伊藤のプレーを長らく支えているのが、キャロウェイのボール「CHROME TOUR X」だ。幼いころから「キャロウェイのボール以外使ったことがない」という長年のユーザー。そのなかで3年前に「CHROME TOUR」から“X”に乗り換えた。
「自分には軟らかいボールの方が飛ぶと思っていたんですけど、だんだんパワーがついてきて“X”でも飛ばせるようになった感じです。吸い付くような打感より、早めにクラブからボールが離れてくれるような感触の方が好きだし、その方がウエッジでスピンをかけやすい。パッティングの打感も気に入っているし、他のボールに替えることは考えられないですね」。ボールの話題を振ると、キャロウェイ愛が感じられる言葉が次から次へと出てきた。
ネクヒロには年齢制限があり、その年の年末時点で25歳以下の選手しか出場はできない。学年時代に同学年だった選手の多くは今年で卒業となるが、伊藤は早生まれ(3月11日)のため、来年まで出場権がある。「同級生は強い子が多いし、来年は初優勝のチャンスですね」と笑いつつも「今年のうちに優勝しないと、同期に水をかけてもらったりできないんですよね」と寂しさも感じている。現状では最終戦の出場資格を持っておらず、残りは2試合(第17戦も出場選手は未確定)。現在の好調と手離せないボールで、同期の前での初優勝を狙う。
※マイナビ ネクストヒロインゴルフツアー(共催:株式会社マイナビ、株式会社ALBA、株式会社ALBA TV)は「将来有望な若手女子ゴルファーに真剣勝負の機会を提供して大きく羽ばたいてもらいたい」という思いから2019年に開始。26年は過去最多の18試合を予定。出場選手はポイントランキング、前回大会成績上位者、主催者推薦、QTランク、ファン投票などにより決められる。
