<アムンディ・エビアン選手権 2日目◇26日◇エビアンリゾートGC(フランス)◇6523ヤード・パー71>
上位浮上を目指した畑岡奈紗はボギー発進とするも、3番、4番で連続バーディを奪って迎えた5番。グリーン右手前に池が絡む163ヤードのパー3だが、ティショットで放った球が池へと飛んだ。
すると、キャディのグレッグ・ジョンストン氏をティイングエリアに残して、畑岡は池の途中のラフが入り込んでいるところへ走って向かった。「(そのラフから)打たないといけないかなと思っていたというか。あそこの足場がどういう状態なのか」と、ライを確認したかった。ドロップをする位置について、いろいろな選択肢を考えていた。
池に到達してみれば、「グリーン上も一応確認しに行こうと思ったらボールがあった」と、赤杭エリアで池ギリギリのラフに自分の球が残っていることを発見。アドレスが思うように取れない状況だったが、すぐに、そこから続行することを選択した。
右足の靴と靴下を脱ぎ、「岩がごつごつして、足つぼみたいでした(笑)。冷たかったです」とためらわずに池の中に足をイン。58度のウェッジをかなり短く持ち、球に当てることをイメージした。
「うまくコンタクトさせることだけ。寄せるというよりも、ちゃんとグリーンに乗せる」ことを考えて打ったアプローチは1.5メートルにつき、さらには、それを決めるナイスセーブ。“自身初”という池ショットに、「悪くても2パットでボギーと思っていたので、逆に、うまくパーにつながってくれてうれしかった」と白い歯がこぼれた。
勢いに乗ったかのように、続く6番でバーディ。インコースの後半は終盤に連続バーディを奪うなど2つ伸ばし、この日は6バーディ・2ボギーの「67」。首位と2打差の4位タイで、メジャー大会の決勝ラウンドへと進む。
前戦の海外メジャー「全米女子オープン」では、単独首位スタートの最終日に逃げ切ることができずに4位タイに終わった。「気合は入りますけど空回りはしないように。あと2日同じルーティンでできればなと思います」と見据える週末。ムービングデーで首位を捉え、ペブルビーチの“リベンジ”を果たしてみせる。(文・笠井あかり)
