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“怪物ルーキー”から2度の全米制覇 笹生優花これまでの歩み

笹生優花が日本勢史上初となる全米女子オープン2勝目を挙げた。“怪物ルーキー”として脚光を浴びた2021年から3年。その歩みを振り返る。

所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net

配信日時:2024年6月3日 15時00分

<全米女子オープン 最終日◇2日◇ランカスターCC(ペンシルベニア州)◇ 6583ヤード・パー70>

笹生優花が日本勢史上初となる2度目のメジャー制覇という偉業を成し遂げた。2021年大会ではフィリピン国籍で、今回は日本に籍を移しての勝利。孝行娘がフィリピン人の母、日本人の父に全米Vをささげた。そんな笹生のメジャー戦歴を振り返る。

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初の海外メジャー挑戦は2019年の「全米女子オープン」だったが、結果は予選落ち。同年に日本女子プロゴルフ協会のプロテストに合格すると、翌年は国内女子ツアーで初優勝から2戦連続V。“怪物ルーキー”としての名声をほしいままにした。海外メジャーは全米女子オープンのみ出場し、13位タイで前年のリベンジを果たした。

21年は大ブレークの年だった。メジャー4大会に出場しすべて決勝進出。全米女子オープンでは畑岡奈紗とのプレーオフを制し、19歳351日の大会最年少優勝を成し遂げた。笹生はこの勝利で米国女子ツアーメンバーの権利を獲得し、そのまま主戦場を米国に移した。

22年、23年はメジャー5大会すべてに出場。昨年の「KPMG全米女子プロ選手権」ではイン・ルオニン(中国)に1打及ばずの2位であったが、特にバックナインは攻めのゴルフで魅せ、メジャー2勝目に近づいた瞬間でもあった。そして今年、日本勢初となる金字塔を全米の舞台で打ち立てた。

【笹生優花 海外メジャー戦歴】
■2019年
全米女子オープン:予選落ち

■2020年
全米女子オープン:13位タイ

■2021年
ANAインスピレーション(現シェブロン選手権):50位タイ
全米女子オープン:優勝
KPMG全米女子プロ選手権:21位タイ
AIG女子オープン:39位タイ

■2022年
シェブロン選手権:17位タイ
全米女子オープン:予選落ち
KPMG全米女子プロ選手権:30位タイ
アムンディ・エビアン選手権:予選落ち
AIG女子オープン:予選落ち

■2023年
シェブロン選手権:予選落ち
KPMG全米女子プロ選手権:2位
全米女子オープン:20位タイ
アムンディ・エビアン選手権:3位タイ
AIG女子オープン:予選落ち

■2024年
シェブロン選手権:30位タイ
全米オープン:優勝

《無料生中継》「全米女子オープン」BS松竹東急 5月31日(金)~6月3日(月)

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