ALBA Net  ゴルフ
ALBA Net  ゴルフ
注目!
ツアー情報

畑岡奈紗が女帝ソレンスタムと初の同組に“ド緊張” 53歳のプレーに「飛距離もあまり変わらないし…すごい」

畑岡奈紗は米女子ツアー2日目をアニカ・ソレンスタムと大会冠スポンサーのマーク・ワン社長兼CEOと同組でラウンドした。

所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net

配信日時:2024年1月20日 09時38分

畑岡奈紗はアニカ・ソレンスタム(左)と大会冠スポンサーのマーク・ワン社長兼CEO(中央)とラウンド
畑岡奈紗はアニカ・ソレンスタム(左)と大会冠スポンサーのマーク・ワン社長兼CEO(中央)とラウンド (撮影:ALBA)

<ヒルトン・グランド・バケーションズ・トーナメント・オブ・チャンピオンズ 2日目◇19日◇レイクノナG&CC(米フロリダ州)◇6608ヤード・パー72>

「練習場でもオフの時も練習をずっと見ていたので、一緒に回るのはすごく緊張しました。でも貴重な経験ですね」

貴重! “女帝”ソレンスタムの現在のドライバースイング【動画】

畑岡奈紗にとって、開幕戦の第2ラウンドはちょっぴり背筋が伸びる、そんな時間になった。それは、このレイクノナに自宅を構える米ツアー通算72勝の“レジェンド”アニカ・ソレンスタム(スウェーデン)と、試合では初めてとなる同組プレーが実現したからだ。

米国で一時代を築いた“女帝”も、現在53歳。だが、そのプレーは25歳を驚かせるものだった。「普通に同じティから回っているんです。飛距離もあまり変わらないですし、すごい」。この日のソレンスタムは「73」のプレーだったが、奪ったバーディは5つ。ひとつバーディを奪うたびに歓声が上がるのは、さすが“地元のスター”だ。

さらに初日には4バーディでボギーフリーの「68」と圧巻のプレーを見せている。2日目を終え、セレブ部門でトップグループにつけており、畑岡も「スコアで負けてそう。てか、昨日は完全に負けていた(笑)」と目を丸くする。

同じコースをホームにする偉大な先輩の前で、情けない姿は見せられないとばかりに畑岡も気を吐いた。前日と同様ボギーが先に来る苦しい展開だったが、9番で初バーディを奪い息を吹き返す。12番でもスコアを伸ばすと、終盤には週末に向け「大きな」2ホールもあった。

まずは369ヤードの16番パー4。残り162ヤードから5番アイアンで放ったセカンドを、強いアゲインストが吹くなかピン右2メートルにつけた。「左には行きたくなかったので、悪くても手前か右手前に外せればなと。上手く届いてくれてよかった」。これを沈め、バーディを記録した。

そして続く17番パー3では、ティショットをグリーン右に外し、さらに2.5メートルのパットを沈めて奪ったガッツパーで流れを切らさない。「景色が悪くて、下も少し湿っている。少しでも噛んでしまうとまた手前から戻ってきてしまう感じだった」。最初は58度のウェッジを握ったが、それではイメージが出ずに54度に変えるなど神経を研ぎ澄ます。「もっと寄ってくれればと思ったけど、上手くパッティングも決められた。この位置からのパーセーブは、すごくよかった」。値千金のプレーだった。

こうして2日続けての「70」を記録し、トータル4アンダーの7位タイと順位を上げた。古江彩佳、リディア・コ(ニュージーランド)が並ぶ首位グループとの差はわずかに4打。楽しみな位置で週末を迎えることができる。

「(ソレンスタムは)すごく目力、オーラがあるので、なかなか話かけにくいんですけど。でも色々質問したら答えてくれるし、すごく優しい方です」。緊張感あるなかで、しっかりとアンダーでプレーできたことにホッとしたはず。

さらにこの日は、自身がアンバサダーを務める大会冠スポンサーのマーク・ワン社長兼CEOも同伴競技者のひとりだった。特別なラウンドといえる。一番の「恩返し」となる優勝も十分に見える位置。最終日にはお世話になっている2人に、最高の報告を届けたい。(文・間宮輝憲)

関連記事

【この大会のニュース】

読まれています

LPGAツアー 週間アクセスランキング

ランキングをもっと見る

大会情報

  1. DPワールド
    速報中

おすすめコンテンツ

関連サイト