＜ミズノクラシック　最終日＞◇9日◇近鉄賢島カンツリークラブ(6,506ヤード・パー72)
　三重県にある近鉄賢島カンツリークラブで開催された米国女子ツアー「ミズノクラシック」の最終日。昨日66で回り首位に立った申ジエ(韓国)が、この日もスコアを5つ伸ばし優勝。トータル15アンダーで2位の服部真夕に6打差をつける圧勝、今年の全英覇者の実力を見せつけた。
　3位はイム・ウナ、4位はウェイ・ユンジェ、鄭一美、李知映（イ・ジヨン）の韓国勢となっている。横峯さくらは4アンダー16位タイ、ディフェンディングチャンピオンの上田桃子はこの日もスコアを伸ばすことが出来ずイーブンパー35位タイ、宮里藍は古閑美保と共に2オーバー51位タイで3日間を終えている。
　またこの日、諸見里しのぶが65のベストスコアを叩き出し、前日の72位から23位と大きく順位を上げた。

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　序盤から攻めていった申ジエは2、3番で連続バーディを奪い、2位の服部との差を4打差まで広げた。ホステスプロの服部も負けじと5、6番でバーディを奪い、申ジエに必死に食らい付いていくが、7番パー5から流れが変わり始める。
「あのイーグルで勝ちを意識した」申ジエは残り15ヤードをチップイン。これに苦笑いした服部だったが、バーディを奪いその差は3打。9番パー4でボギーを叩いた服部は、12番で痛恨のダブルボギーを叩いてしまい、後は申ジエの独走態勢となった。
　世界ランキング8位、今年の全英覇者の申ジエは「昨日、今日に関しては今年のベスト。何でも上手くいくという自信はあった」と強さを見せつけ「アメリカは夢。世界のトッププロが集まるツアーなので」と来年から挑戦する米ツアーをしっかりと見据えていた。

【2位の服部真夕のコメント】
精一杯やったので、やりきった満足感はありますね。(ホステス大会だったが)恥じないゴルフは出来たかなと。次のステップにもなって今後につながった。自信にもなったし、このリズムで残り3試合も上位に食い込めるゴルフがしたいです。

【宮里藍のコメント】
今日はバーディが少なかったですね。後半はバーディチャンスが多かったですがスネークラインが多くて(入らず)我慢のゴルフでした。出場が可能ならエリエール(再来週)に出場したい。とりあえずは1度帰ります。

【最終順位】
優勝：申ジエ(-15)
2位：服部真夕(-9)
3位：イム・ウナ(-8)
4位T：鄭一美(-7)
4位T：ウェイ・ユンジェ(-7)
4位T：李知映（イ・ジヨン）(-7)
7位T：不動裕理(-6)他3名
16位T：横峯さくら(-4)他3名
23位T：諸見里しのぶ(-2)他7名
35位T：上田桃子(E)他8名
51位T：宮里藍(+2)
51位T：古閑美保(+2)他6名