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LPGAツアーのコミッショナー、サマーン会長が突然の退任へ ツアーが正式発表

米LPGAツアーはコミッショナーのモリー・マーコックス・サマーン会長が2025年1月9日をもって退任することを正式発表した。

所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net

配信日時:2024年12月3日 09時00分

退任を発表したモリー・マーコックス・サマーン会長
退任を発表したモリー・マーコックス・サマーン会長 (撮影:南しずか)

感謝祭の休暇明けの12月2日、米LPGAツアーはコミッショナーのモリー・マーコックス・サマーン会長が2025年1月9日をもって退任することを正式発表した。暫定コミッショナーにはリズ・ムーア氏が就任し、サマーン会長、LPGAツアー役員、理事会と綿密に協力し、円滑な移行を行うとした。LPGAツアーの理事会、及び役員が次期コミッショナーを広く世界から招致するとした。

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LPGA理事のジョン・ベイマイヤー氏は「LPGA理事会を代表し、モリーの並外れた献身と、協会の発展と影響力に心から感謝の意を表したい」とコメント。「2021年の就任以来、モリーは世界的リーダーとして女子プロゴルフ界を牽引、選手の収益とファンのエンゲージメントにおいて記録的な成長に大きく貢献した」と功績を称えた。サマーン会長は「ベイマイヤー氏を始めLPGA理事が皆私を第9代LPGAコミッショナーとして大きく信頼を寄せてくれた。就任以来、LPGAツアーがかつてない成長を遂げたことを誇りに思う」とコメントした。

モリー・マーコックス・サマーン会長は2021年に、それまで11年務めたマイク・ワン会長に代わり第9代LPGAコミッショナーとして就任。この3年間で賞金総額は90%増加し、選手の収入は過去最高を記録した。トップ100選手の獲得賞金の平均は2021年には57万ドル(約8550万円)だったが、2024年には100万ドル(約1億5千万円)を超えた。また以前は支給されなかった予選落ち選手への手当、米国内での旅費の援助、医療保険制度も確立させた。

11月21〜24日にフロリダ州ネープルズで開催された2024年のツアー最終戦、「CMEグループ・ツアー選手権」では、創設75年を迎える2025年のツアー全日程を発表、33公式大会と2非公式大会の計35大会が行われ、賞金総額は1億3100万ドル(約196億円)で、過去最高だった2024年の1億140万ドル(約171億円)を上回った。

最終日には優勝したジーノ・ティティクル(タイ)に女子ゴルフ史上最高額の賞金400万ドル(約6億円)を獲得、また年間最少平均スコアを獲得した古江彩佳にベアトロフィー、ルーキー・オブ・ザ・イヤーの西郷真央にサマーン会長はトロフィーを授与した。(文・武川玲子=米国在住)

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