だが、13番はティショットを左のラフに入れて出すだけのかたちに。ボギー必至の状況だったが、3打目を1.5メートルにつけるナイスリカバリーでパーをセーブ。すると、ビュティエが11番でボギーを叩いて再び首位タイに躍り出る。
こうなれば勢いに勝る古江の展開。14番の3メートルは外したが、15番で9メートルのフックラインを完全に読み切ってバーディを奪取。初日から冴えわたっているロングパットで頭一つ抜け出すと、ビュティエがバーディとボギーを1つずつ重ねるなか17番で今度は7メートルをねじ込んで20アンダーに到達。最終ホールでも3打目をピンに絡めてバーディ締め。抜け出してから一気に突き放す強者のゴルフで初タイトルをつかみ獲った。
ホールアウト後のインタビューでは「すごく集中できてプレーを終われました」と話した古江。さらなる勝利を予感させるには十分すぎるほどの勝ちっぷりだった。

