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原英莉花は1Wを限定モデルに刷新「左にいかないのがマスト」 ヘッドは“Ai”、シャフトには“0.5インチ”の変化も【春のクラブチェック】

今季初戦をタイで迎える原英莉花。クラブセッティングを見てみよう。

所属 ALBA Net編集部
間宮 輝憲 / Terunori Mamiya

配信日時:2024年2月20日 12時22分

原英莉花の2024年初戦のクラブ14本

原英莉花の2024年初戦のクラブ14本 (撮影:福田文平)

<ホンダLPGAタイランド 事前情報◇19日◇サイアムCCパタヤオールドC(タイ)◇6576ヤード・パー72>

原英莉花はタイで今季初戦を迎える。「(出場の)推薦をいただけるのは自分にとってもうれしいことだし、感謝の気持ちでいっぱい。しっかり結果を出して、世界ランキングを上げられるように頑張りたい」と、今後に向けてスタートダッシュを強く意識していく。

バッグをのぞき見! 原英莉花の14本を一挙公開【写真】

では、大事な初戦をどのようなクラブで戦うのか。バッグを見て、まずパッと目に入ってくるのがドライバーだ。昨年の日本女子オープン優勝時などは、キャロウェイの『パラダイム』を使用していたが、それが同社の最新モデルのうちツアー限定モデルの『パラダイム Aiスモーク◆◆◆(トリプルダイヤ)MAX』にスイッチされている。

これを選んだ理由について原は、「左にいかないというのがマスト(の条件)であった。トリプルダイヤのマックスは左にいかないタイプだと聞いて試させてもらいました」と説明する。これに加え「はじめて(シャフトの長さを)45.5インチにしました。これまでよりも0.5インチ短くして、今はアタックアングル(クラブの入射角)の調節をやっている段階です」という取り組みにも乗り出している。

オフには、USTマミヤとともに入念にシャフトをチェックしてきたという。そのなかで「上(ウッド)を替えると(クラブ全体の)流れが悪くなったりする。そこに敏感なので、流れを大事にしながら組んでいます」という意思を14本に込めた。ドライバー以外は、大きなモデルチェンジをしなかったのも、これまでの“流れ”を重視したうえでのこと。あとは実戦のなかで試し、調整を重ねることになる。

そのため、これが“完成”というわけではない。「このドライバーが気に入ったけど、まだ他にも策はあります。ドライバーはあと2パターンほどあるし、フェアウェイウッドのシャフトもですね」。海外メジャー出場や、米国ツアー予選会突破へ意気込む2024年。クラブ面でも、ここからさらなる進化を求めていくことになりそうだ。

【原英莉花の開幕クラブセッティング】
1W:キャロウェイ パラダイム Aiスモーク◆◆◆MAX(9°)
(LIN-Q M40X 5S、45.5インチ)
3W:ヤマハ RMX VD(2021年、15°)
(ジ・アッタスV2 6S)
5W:キャロウェイ エピック SPEED◆◆◆(18°)
(ジ・アッタスV2 6S)
4U:ピン G430(22°)
(ジ・アッタスEZ370 75S)
5I:ミズノプロ FLI-HI (2019年)
(ジ・アッタスFF 85)
6~9I:ミズノ JPX 923ツアー プロトタイプ
(ジ・アッタスFF 85)
45、49、55、58°:ゾディア プロトタイプ
(ジ・アッタスFF95)
PT:オデッセイ ホワイト・ホットOGロッシー プロトタイプ
BALL:ブリヂストン ツアーB X

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