＜LIVゴルフ第7戦 at 韓国　事前情報◇30日◇ジャック・ニクラウスGC（韓国）◇7376ヤード・パー72＞

香妻陣一朗が長期離脱を経て帰ってきた。昨年12月末、トレーニング中に腰を負傷し、『椎間板ヘルニア』と診断された。チームドクターから練習を全面禁止され療養していたが、前週のメキシコ大会でようやく復帰。所属する『アイアン・ヘッズGC』のホーム、韓国で今季2戦目を迎える。

「今年は出られないんじゃないかと思った。いつ戻れるか分からなかったので、かなり焦りがあった」と休養期間を振り返る。それでも「このタイミングで体のことを考えるきっかけになったから、これはこれで良かった」と前を向く。

痛みが出るか分からない状況で迎えた復帰戦だったが、日を追うごとに感覚とショットが冴え、「最終日が一番体の状態が良かった」と21位でフィニッシュ。「痛みが出なかったのが一番ホッとした」と安どの表情を浮かべた。

チームのキャプテン、ケビン・ナ（米国）は「Jini（香妻のニックネーム）は家族の一員だし、素晴らしい選手。帰ってきてすごくうれしい」と歓迎。他の選手からも「ウェルカムバック！」と温かく迎えられた。

アイアン・ヘッズGCは現在、ポイントランキングで最下位。「調子も良くなったので、ここからの試合が楽しみ。今週は日本から応援が来るので、上位で戦いたい」。チームとともに、“ホームゲーム”からの巻き返しを狙う。（文・小池文子）