今年の「全米オープン」を制したブライソン・デシャンボー(米国)が優勝トロフィーを手に、母校南メソジスト大(SMU、テキサス州ダラス)に凱旋した。
SMU対ピッツバーグのカレッジフットボールのスタジアムに登場。学生に混ざって観戦していたデシャンボーは、ゲームの最終に大きく紹介されると大歓声を浴びた。母校が勝利すると、試合後にはフィールドでトロフィーを掲げ、学生たちは大熱狂。オープンカーに乗って場内をパレードし、歓声に応えた。
パインハーストNO.2で開催された6月の全米オープンで、2020年に続く大会2勝目。LIVゴルフを主戦場に戦いながら、YouTubeではデシャンボー・チャンネルを展開し、トロフィーを持参して多くのメディアに登場するなど、多忙な日々を送っている。
来年1月30日~2月2日に初めてインドで行われる、アジアンツアーのインターナショナルシリーズへの出場も予定している。「クラッシャーズのチームメイトの一人、アニルバン・ラヒリを支えたい」と、インド出身の37歳との参戦を希望。同じくメンバーのポール・ケーシー(イングランド)、チャールズ・ハウエルIII(米国)とともに調整中で、実現すれば、全米オープン覇者が初めてインドのツアー競技に参加することになる。(文・武川玲子=米国在住)