理解を求めることも、反撃をすることもしない。自分のスタンスを貫いていくことを強調する。とはいえ、そのPGAツアーは欧州ツアーとも手を組み、賞金増額などを表明し、新ツアーへの対抗心をむき出しにしている。“得意の”メジャー参戦についてなど、今後の見通しが不透明なことが多いのも事実。
しかしケプカには、「世界中どこでプレーしても大丈夫。そのなかに入っていける。決断をくだしたのは自分。もしどうなるにせよ、それには耐えることができる」と、その時々の事実を受け入れていく覚悟があるという。30日からのデビュー戦ではキャプテンを務め、弟のチェイス・ケプカらとチームを組む。「この新たなスタートは、エキサイティングで楽しいものになる。準備も整っている」。かつて世界ランク1位にも立った男は、最後まで迷いない言葉を口にし続けた。
