<ミネベアミツミ レディス 北海道新聞カップ 事前情報◇8日◇真駒内カントリークラブ 空沼コース(北海道)◇6700ヤード・パー72>
昨年2月14日に第一子となる長男を出産した藤田光里が2024年8月の「meijiカップ」以来、2年ぶりにツアーに出場する。主催者推薦での復帰戦で、札幌市出身の藤田にとっては地元大会。「推薦のお話しをいただいたときは、うれしさ8割でした。ちょっとドキドキで、緊張するし、大丈夫かなという不安も大きい。でも、今はもう実家はないけど、ご近所だった人も応援に来てくれると思うので心強いです」。
24年2月6日に同い年の一般男性と結婚し、その1年後に新しい家族が誕生した。25年は産休・育休制度を利用し、今年4月に下部のステップ・アップ・ツアーで復帰してから、これまで7試合に出場している。「普通の会社員です」というパートナーの心強い後押しも受けての“職場復帰”。下部も含めて1試合も出場しなかった25年は「U-NEXTでレギュラーを見て、スカイAでステップを見ていました。試合に出たくなって、うずうずしていました」と笑った。
「ゴルフは1人の競技で、これまでは自分だけに時間を費やしてきた。そうじゃなくなったのは、なかなか大変だなって思います。でも、迷いなくやれています」
最近は結婚、出産を経て、ツアーに戻ってくる選手が増えた。双子を出産したツアー通算14勝の有村智恵、2児の母となった一ノ瀬優希は25年に、テレサ・ルー(台湾)、福田真未は今年からママさんプロとしてフィールドに立っている。新米ママの藤田にとっては、全員が先生。なかでも、昨年7月の「あおもりレディスオープン」でステップVを飾り、今年5月の「SkyRKBレディス」で3位になるなど優勝争いを演じているツアー通算3勝の一ノ瀬は最大の理解者で、「以前ステップでお話しさせてもらって、保育園のこととかいろいろ相談に乗っていただきました。お子さん2人でしょう。ホントにすごい。目の前の目標なんです」と話した。
今週は予選通過を目標に掲げ、その後はステップが主戦場となる。獲得賞金で争う明治安田ステップ・ランキングは現在69位。「今はまだ遠いけど、10位以内に入ればQTは最終から。2位以内なら来季のレギュラーは前半戦に出られる。そこを目指していきます。自分の主戦場でまず勝ちたいですね。勝負していきたいです」。
母は強し―。その先にプロ3年目だった15年の「フジサンケイレディス」に続く、ツアー2勝目の道が待っている。(文・臼杵孝志)
