<ダイキンオーキッドレディス 初日◇5日◇琉球ゴルフ倶楽部(沖縄県)◇6610ヤード・パー72>
インから出た川﨑春花が前半最後の18番で奪ったイーグルで一気に流れを変えた。出だしの10番などボギーが2つ先行して迎えた495ヤードのパー5。残り232ヤードの2打目を5番ウッドできっちりグリーンに乗せた。ピン手前5メートルを沈め、昨季は出場29試合で1個しかなかったイーグルを今季は9ホール目で早々と決めた。
「18番のセカンドはすごく感触がよかった。きょうは全然ショットがよくなくて、パーを拾っていく感じだったけど、そうですね、18番で変わりました」
オフは地元の京都をメインに練習し、1月末からはタイで約10日間の合宿も行った。プロ5年目のシーズンに備えた調整は順調。「調子はいいつもりで沖縄に入ったけど、朝の練習のときに、ウン?ってなってしまって…。頑張ってやってきたけど、試合になると何かやっぱり難しいですね」。10番は2打目をニアサイドのグリーン左のバンカーに入れた。3打目は出すだけ。4打目のアプローチはピンを3メートルほどオーバーした。
「ガッツボギーでした。きょうはパットがよく入ってくれて、後半は10パット。乗ってないんです。(パー5の)4番のバーディも2メートルくらいオーバーしたアプローチが入ったし、5番のバーディは8メートルでした」
昨季の開幕戦は直前に欠場が発表された。理由は当時明らかにされなかったが、週刊誌が報じた妻子のあるキャディとの不倫が原因だった。自身の開幕戦は4月中旬までずれ込んだ。前年の2024年は3勝するなどメルセデス・ランキング(MR)は自己最高の9位に躍進。さらなる飛躍を期したはずの1年は未勝利に終わり、MR76位に沈んだ。
復活を目指す5年目のシーズン。テーマには「安定感」を掲げる。「数字とか優勝とかはそんなに考えていないです。全体的な平均点を上げていくこと。それが安定感かなと。安定していけば、結果もついてくると思うので」
2年ぶりに沖縄からシーズンのスタートを切った。「開幕戦に出られることは、ありがたいなぁと思います。きょうの結果はびっくりです」。首位とは1打差の2位。昨年は体重もかなり落ちて、「なかなか戻らない」と悩んでいたが、充実したオフを証明するように体もしっかり仕上げてきた。通算6勝目を狙う新しい1年を、まずは快調に滑り出した。(文・臼杵孝志)
