<ニトリレディス 最終日◇30日◇釧路カントリークラブ 鶴居東コース(北海道)◇6640ヤード・パー72>
今大会も衝撃の飛距離だった。4日間の平均ドライビングディスタンスは277.875ヤード。17歳のアマチュア、オ・スミン(韓国)は、2位の穴井詩に14.625ヤードもの差をつけ、1位をマークした。
ドライビングディスタンスは12番と15番で計測され、初日の15番では最長の293ヤードを記録。同組だった日本の飛ばし屋・神谷そらのボールをキャリーで追い越す場面もあった。同じく鈴木愛も、「けた違いのゴルフをされていて、70ヤードも置いていかれたんです。『ああ…』って圧倒されました。だいぶ先に行っていたので、笑うしかなかったです」と、目を丸くしていた。
5月「ワールドレディスサロンパスカップ」に続き、飛ばし屋の称号を手にした。初日の10番で計測されたトラックマンによる弾道測定では、ボールスピード72m/sを記録。まさに規格外の飛距離を、改めてアピールした。クラブはキャロウェイ『クアンタム ◆◆◆(8.5度)』に『N.S.PROプロトタイプ(5X)』を使用する。
初日こそ39位で滑り出したが、3日目に回った36ホールでは「73」「77」と崩れた。最終日はバーディなしの「74」。トータル8オーバー・63位フィニッシュに肩を落とし、「林に打ち込んだところが多くて、それに対応するのが大変でした。最終日はフェアウェイに行っても、2打目の距離感があまり合わず、短いバーディパットも入らなくてリズムがよくなかったです」と振り返った。
世界アマチュアランキング10位以内の資格で、日本女子プロゴルフ協会の最終プロテスト(11月3日開幕)にエントリーした。「きのう(29日)に申し込みました。合格できれば日本でもプレーできるチャンスがある。またみなさんにお会いしたいです」。17歳の第一志望は米国女子ツアーで、Qシリーズ(米予選会)にもエントリー。17歳の可能性はまだまだ広がっている。(文・笠井あかり)
