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「クラブと同じくらいシューズ選びは重要です」 こだわりの機能満載! 大西翔太コーチが語るアシックス新ゴルフシューズの“魅力”

今年3月に販売を開始した、アシックスの新ゴルフシューズ「GEL-KAYANO ACE2」。ランニングシューズとして培われたその技術は、ゴルフでも大きく発揮される。魅力をツアープロコーチの大西翔太氏に語ってもらった。

所属 ALBA Net編集部
間宮 輝憲 / Terunori Mamiya

配信日時:2024年5月27日 10時00分

大西翔太コーチが語る「GEL-KAYANO ACE2」の魅力とは?
大西翔太コーチが語る「GEL-KAYANO ACE2」の魅力とは? (撮影:福田文平)

1993年の販売開始から20年以上愛されるアシックスのランニングシューズ「GEL-KAYANO」シリーズ。これは多くのプロランナーも愛用するロングセラー商品だが、そのゴルフシューズ「GEL-KAYANO ACE2」の機能がすごいらしい。そこでプロゴルファー青木瀬令奈のコーチ兼キャディを務める大西翔太氏に、このシューズの魅力を語ってもらった。

大西翔太コーチも、そのグリップ力、軽さなどに驚きの声を連発

大西翔太コーチも、そのグリップ力、軽さなどに驚きの声を連発 (撮影:福田文平)

■軽いけど性能バツグン…その秘密は?

日頃からアシックスのシューズを履いてプレーする大西氏が、まず驚きを持って伝えてきた印象がその“軽さ”。「裸足のような感覚に近いというか、履きやすい設計になっていて、とにかく軽いし疲れづらいですね。ゴルフは有酸素運動で、18ホールを歩くわけですが、疲労感がまったく異なります」。このGEL-KAYANO ACE2のキーワードとして『上がり3ホール』という言葉が用いられているのだが、これは終盤まで高いパフォーマンスを持続できる、という意味。つまり大西氏の感想は、そのままこのシューズの推しポイントでもあるわけだ。

特にプロゴルフのトーナメントは18ホールを3日間、ないし4日間連続で歩く。練習日やプロアマも入れたら、一週間歩き続けていると言っても過言ではない。ラウンド中の距離は一日およそ8キロにも及ぶ。それに加えキャディは、重さ20キロ近いキャディバッグを担ぎ、選手のサポートを行う。これを聞くだけでも、ラウンド後の足の疲労感は想像できる。それだけに「この軽さは大きなアドバンテージになります」という大西氏の言葉は説得力が大きい。

1日8キロ以上を歩くゴルフにおいて、その軽さはやはり大きな魅力だ

1日8キロ以上を歩くゴルフにおいて、その軽さはやはり大きな魅力だ (撮影:福田文平)

その軽さだけが疲労軽減の秘密ではない。商品名にもあるように、かかと部分の衝撃吸収ゲルも、そのひとつ。大西氏も、「クッションがあるのに、これだけ軽いのはすごいですよね。これまでの僕のイメージでは、靴裏に鋲(びょう)があるスパイクでクッション性の効果を感じていましたが、これはスパイクレスシューズ。にもかかわらず、これだけのクッション性を発揮するのは驚異的ですよね」と語る魅力のひとつだ。42.195キロを走るフルマラソンなどでアップデートを重ね、培ってきた機能とあって、その安心感はさすが。

また『ヒールカウンター』という機能の存在も大きい。人は歩行時やランニング時など、足を着地させる際、衝撃を分散させるため無意識にかかとが内側に倒れ込んでしまう。この倒れ込み方が大きかったり、逆に外側に倒れ込んでしまうと、ひざの関節や足に大きな負担がかかりケガの原因になる。そこで効果を発揮するのが、ヒールカウンターだ。かかとのホールド性とスイング時の安定性を追求するため、外側のカウンターを長くしている。これにより、足が外側へ倒れこむことを抑制し、自然な足の運びを実現している。

負担軽減のための工夫が随所に織り込まれている

負担軽減のための工夫が随所に織り込まれている (撮影:福田文平)

■グリップ力は“土台” ゴルフにおけるシューズ選びの大事さって?

この前にも少し触れたが、このGEL-KAYANO ACE2は足裏に鋲がないいわゆるスパイクレスタイプ。ただ、これを履いてスイングした大西氏は、「スパイクレスだけど、グリップ力がありますね。地面を“グッ”とつかむような感覚がより一層強くなっています」と印象を語る。それは「これで山を登りたいくらいの気分になりますね(笑)。登山となると足裏の安定感がないと厳しいけど、それくらいのグリップ力です」というほどだ。

もちろん、ここにも工夫はある。インパクト時に体重が一気にかかる“かかと部分”のグリップ力をアップ。また足裏のつま先部分に屈曲した溝を入れることで、蹴り上げと、体重移動をスムーズなものにしている。これは歩行時にも適切な屈曲性を与えるため、その活躍の場はゴルフ場だけではない。

足裏部分のつま先側に溝があるのが分かる。これも工夫のひとつ

足裏部分のつま先側に溝があるのが分かる。これも工夫のひとつ (撮影:福田文平)

大西氏は、ゴルフ時のシューズ選びについて、こう力説する。「スイングする際、足の裏は唯一地面につながっている部分で、家でいうと土台にあたります。土台がしっかりしていないと、傾斜地だったり悪天候のなかでは戦えない。シューズも自分の力を出し切るための裏づけになります」。ここ数年、プロゴルファーの間でもシューズ選びの重要性について話題にあがる場面が増えているとも大西氏は証言する。「シューズもギア。クラブと同じくらいシューズ選びは重要です」と、大西氏も言葉に力を込める。

この他にも、シュータンとアッパーをシューズ内部で一体化する構造を採用したことで、シューズの隙間を埋め、フィット感やずれにくさを実現するなど、その工夫は細部まで至る。ターゲットは『ゴルフを楽しむすべてのゴルファー』だが、普段使いもできるデザイン性にも長けている。“足元からゴルフを変える”。このGEL-KAYANO ACE2で、そんな体験をしてみるのはいかがだろうか?

スイング時の体重移動もスムーズに
かかとのグリップ力により、最後までビシッとスイングが決まる!
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スイング時の体重移動もスムーズに (撮影:福田文平)

大西翔太(おおにし・しょうた)/1992年6月20日生まれ。名門・水城高校ゴルフ部出身。2015年より青木瀬令奈のキャディ兼コーチを務める。16年にはキャディを務める傍らPGAティーチングプロ会員の資格を取得した。ゴルフをメジャースポーツにと日夜情熱を燃やしている。21年には澁澤莉絵留ともコーチ契約を結んだ。プロゴルファーの大西葵は実の妹。YouTube『大西翔太GOLF TV』も好評で、著書『軽く振ってきれいに飛ばす!! 飛距離アップの正解』が発売中。

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