<ダイキンオーキッドレディス 3日目◇7日◇琉球ゴルフ倶楽部(沖縄県)◇6610ヤード・パー72>
昨季の女王・佐久間朱莉が盤石の独走態勢に入り、リーダーボードの上位は実力者が占めてきた。今季、米国女子ツアーを主戦場にする岩井明愛ももちろん優勝戦線に加わってきた。
米ツアーの春のアジアシリーズ「ホンダLPGAタイランド」、「HSBC女子世界選手権」を戦い、その足で沖縄入り。ここまで安定してアンダーパーを並べ、トータル6アンダー・5位タイで最終日を迎える。
大会3連覇がかかる妹・千怜に注目が集まるが、明愛もこの大会とは相性がいい。23年から6位、19位、7位と3度の出場で2回のトップ10入りを果たしている。
3日目は気温16.5度ながら、最大瞬間風速16.5m/sの強風が吹きつけ、肌寒さを感じる一日となった。多くの選手が上着を着込む中、明愛は半袖でプレー。「風は好きなのでやりがいのあるタフなコンディションで楽しかった」とどこ吹く風。3バーディ・1ボギーで回り、この日アンダーパーをマークした10人のうちの一人となった。
練習ラウンドでは、例年よりグリーンが速いと話しており、優勝スコアについては「10アンダーいかないんじゃないかと思います」と予想していた。ただ、ここまでは伸ばし合いの展開が続く。
昨年は千怜がトータル10アンダーで優勝。その前年はトーナメントレコードとなるトータル18アンダーで大会を制している。
今年はここまで、首位の佐久間がトータル14アンダー。2位の永井花奈もトータル10アンダーと、ロースコアの展開になっている。歴代2位のロースコアであるトータル14アンダーには、3日目終了時点ですでに到達している状況だ。
首位との差は広がったが、“岩井家”による大会3連覇の可能性も残し「変わらず自分のプレーをして、諦めずに攻め続けたい」と、逆転優勝を虎視眈々と狙う。
大会期間中は観光も兼ねて沖縄の街をランニングするなど、アクティブに過ごしている。「今年はチャンスがあればホノルルマラソンに出たいです」と話し、ゴルフだけにとどまらないアスリートの一面ものぞかせた。(文・齊藤啓介)
