<NOBUTA GROUP マスターズGCレディース 事前情報◇21日◇マスターズゴルフ倶楽部(兵庫県)◇6520ヤード・パー72>
9月に米ツアー挑戦4年目で待望の初優勝を飾った西村優菜が、凱旋試合に胸を躍らせている。「ウォルマートNWアーカンソー選手権」で初日からの首位を守る完全Vで手にした歓喜の瞬間。4日が最終日だったハワイでの「ロッテ選手権」後に帰国し、コース入りしてからは旧知の仲間たちの祝福に改めて喜びをかみ締めていた。
「ホントに勝ててよかったなぁというのが正直な気持ち。すごく安心感がある。Qシリーズ(予選会)に行くか行かないかのところで勝てたので、大きな1勝だったと思います。緊張はしたけど、戦っているなという久しぶりの感覚もありました。たくさん『おめでとう』と声を掛けてもらった。すごく幸せな時間を過ごしています」
主戦場を米ツアーに移した2023年以降、今大会が17試合目(23、24年のTOTOジャパンクラシック含む)の日本ツアー出場。2年連続出場となるこの大会は、出場資格のないアジアシリーズの空白を埋める意味合いもある。状況は昨年と同じ。だが、立ち位置は昨年とは大きく異なる。念願の初Vで2年のシードを確保。米ツアーの次戦は11月12日からの「アニカ・ドリブンbyゲインブリッジatペリカン」となるが、1カ月以上も米ツアーを離れることへの焦りや不安も今年は皆無だ。
それでも、「みんなから『余裕ができたでしょう』と言われるけど、そんなことは全然ないです。2年のシードをもらえて、逆にこの2年が勝負だという気持ちなので、余裕はないです」と気を引き締める。「でも、一つ勝てたことで、結果を気にせずにいろんなことにチャレンジできる。自分の強みであるショットを磨いて、自信を取り戻していきたいです」。
この日のプロアマは「バランスよく振れていない。修正が必要かな」と話したが、好調さは変わらずキープ。大阪・堺市出身で、今週は同じ関西の兵庫開催。「ファンの方々も楽しみにしてくれていると思うので、優勝争いができたらいいなぁ」。この大会は2年連続4度目の出場で、22年には4位に入っている。
米ツアー4年目で初めて優勝争いを演じ、しっかり勝ち切った。久しぶりに味わったV争いのワクワク感。プロ冥利につきる、しびれるような感覚を今週も追い求めていく。(文・臼杵孝志)
