<日本女子オープン 2日目◇2日◇宝塚ゴルフ倶楽部 旧コース(兵庫県)◇6185ヤード・パー70>
風が舞い、グリーンの硬さも増してきたコースで、今年の全英女王が貫禄のプレーを続けた。桑木志帆が連日の「68」のラウンド。まだ午後組が残ってはいるが、トータル4アンダーまで伸ばし上位で決勝ラウンドに進めそうだ。
「前半も頭を使いながらのゴルフで、グリーンを外す場面もあったけど、しっかりリカバリーもできました」。インからスタートした時、前日よりも強まった風には注意を払ったが、堂々とした立ち姿は変わらない。
初日にダブルボギーを叩いた11番は、残り109ヤードの2打目を奥2.5メートルにつけバーディを奪った。「リベンジですね」。気分よく滑り出すことができた。
14番では1つ落としたものの、17番パー5では残り216ヤードからの2打目を3番ウッドで奥10メートルにつけ2オンに成功。イーグルトライも「ラインも難しいので、入れにいくのではなく、寄せにいって」と2パットでおさめることに徹するなど、随所で“大人のゴルフ”も光った。
前日は、今季のツアーで初日の最多となる5944人のギャラリーが駆けつけたが、この日も桑木、河本結、吉田鈴の注目組は多くのギャラリーを引き連れた。日本ゴルフ協会(JGA)主催大会では、無音アプリを使用する条件でスマートフォンでの写真・動画撮影が許可されているが、それが普段との雰囲気の違いも生み出す。
海外では当たり前の光景になっているが、優勝した「AIG女子オープン」を含め今季4試合の海外メジャーに出場してきた桑木も、日本では慣れない様子。笑いを交えつつも「たまにゾッとします。ずっとカメラで撮られてるから怖いですね」と話す。「向こうでは(カメラが)無音。私は大丈夫だったんですけど、他の選手の時にシャッター音も聞こえたので、少し気をつけてもらえるとうれしいです」と、笑顔で呼びかけた。
先週の「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」に続く2週連続優勝も視野に入ってきた。大会側によると、決勝ラウンド2日間の前売りチケットの売り上げは、すでに1万枚を超えている。週末は今季初となる1万人超のギャラリーが詰めかける可能性もあるが、「どんどんバーディを取って盛り上げたいですね」と、今週も主役の座を目指していく。(文・間宮輝憲)
