白熱のシーズンが終わった国内女子ツアー。その今季全37試合を振り返り、大会ごとに印象に残った“1シーン”を紹介する。

■フジサンケイレディス（4月19～21日、静岡・川奈ホテルゴルフコース 富士コース、優勝：竹田麗央）

21歳の大器が川奈を完全制圧した。キャディに兄・有男（ゆうた）さんを起用し、初日から首位を守り通す完全優勝。史上4人目となる初Vからの2連勝を達成した。

「兄のほうが緊張していて。初めての優勝争いだし、仕方ないかなと。今週は全部自分でやっていました。でも、やりやすいようにしてくれたのは兄のおかげ。感謝しています」

一人ですべてをジャッジしての2勝目。メルセデス・ランキングでは初めて1位に立った。ここから、し烈な年間女王争いに身を投じていくことになる。