22歳のステップ女王は2026年シーズンを心待ちにしている。下部ステップ・アップ・ツアーで明治安田ステップ・ランキング(賞金ランク)1位になり、レギュラーツアーの前半戦出場権を手にした大久保柚季が、いまの心境を話した。
12月24日に静岡県・東名カントリークラブで行われた「ヨネックスゴルフフェスティバル2025」に契約プロとして初めて参加し、ジュニアレッスンを行った。「直したいところや悩んでいるところを聞いて、教えました。自己採点は85点。楽しく話せたけれど、もうちょっと正確なことを言えたら良かったですね…」。あいにくの雨で、イベントは短縮になったが、「楽しそうにしてくれて、見ていて楽しかったです」。初めての“お仕事”をうれしそうに振り返る。
4度目の挑戦だった24年のプロテストで合格。ルーキーイヤーは下部ツアーが主戦場だった。「全試合で予選を通過すること。あと1勝できればいいな~っていうくらい」。そんな目標を掲げた1年目、年間3勝を挙げて最高の結果をつかんだ。
8月「カストロールレディース」で初優勝。1カ月後の「山陰ご縁むす美レディース」でも勝利を挙げた。「最初は予選通過するのがギリギリ。夏から自分らしい狙うゴルフと、守りに入る部分をうまく組み合わせることができた。賞金女王という肩書もいただけて…。想像していた何倍も良かったです」。試合を重ねるごとに自信を増幅させ、成長し、「ビックリ」な成績につなげた。
ヨネックスは中学3年生から愛用する。特にこだわるのはアイアンで、現在は『EZONE CB901』に『レクシス カイザ』を挿して使用している。「アイアンショットを(ピンに)ベタベタつけられたのはヨネックスさんのおかげ」とニンマリ。さらに「アイアンの種類、シャフトの種類が豊富で、いろんなレパートリーを作れる。自分に合ったクラブにできると思います」とアピールも欠かさない。
持ち味はアイアンだけではない。フェアウェイキープ率は79.5918%でステップ1位。「ドライバー(EZONE GT TypeS)にも支えられました」とショットメーカーは胸を張る。ただ、このオフには飛距離を求めていく。「230ヤード」ほどのティショットを伸ばし、2打目を得意なアイアンで打つ回数を増やすため、下半身強化に励んでいる。
プロ2年目の今年は、レギュラーツアー開幕戦の「ダイキンオーキッドレディス」(3月5日開幕)からシーズンが始まる。「25年はステップのルーキーイヤーで、26年はレギュラーのルーキーイヤー。チャレンジャーの気持ちです。シード権獲得を目指して、最終戦のリコーカップも目指して、一戦一戦を大事に戦いたいです」。天真爛漫な明るい笑顔の持ち主。その活躍に期待したい。(文・笠井あかり)
